智恵子と同郷で、智恵子を描いた作品も複数遺された文化勲章受章の日本画家、故・大山忠作画伯。女優の一色采子さんのお父さまでもいらっしゃいます。
JR東北本線二本松駅前に大山忠作美術館があり、そちらで今秋、同館開館15周年特別企画展「成田山新勝寺所蔵 大山忠作襖絵展」が開催されます。
これまで門外不出だった画伯の代表作の一つである成田山新勝寺光輪閣さんの襖絵全28面が初めて他で展示されるということで、注目を集めています。光輪閣さんでも時折公開が行われるのですが、それもいつもというわけでもなく、滅多に見られません。
ちなみに光輪閣さん、今年4月、将棋の名人戦七番勝負の第二局会場となり、藤井聡太七冠と豊島将之九段が激突しました。その際の報道の画像、背景に問題の襖絵が映っています。
その襖絵展に向けてのクラウドファンディングが進行中です。
【目標金額】 1,000,000円
【リターン】
大山忠作襖絵展を行って応援コース
感謝のメール、襖絵展の観覧券2枚
5,000円 10,000円
感謝のメール、襖絵展の観覧券2枚、ノベルティグッズ
30,000円 50,000円
感謝のメール、襖絵展の観覧券2枚、ノベルティグッズ、大山忠作美術館図録、
大山忠作作品のリトグラフ
100,000円 200,000円
昨日の段階で目標金額100万円に対し、支援総額65万5千円。あと34万5千円不足です。上に赤字で書きましたが、目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができるというシステムだそうで、このままでは成立しません。
当会としても支援を行いましたが、皆様にも是非宜しくお願い申し上げます。
【折々のことば・光太郎】
「女性線」の詩は少々変なもので、フロイド学者の材料になりさうなものですが、事実見た夢の通りに書きました。
「「女性線」の詩」は、「噴霧的な夢」。
JR東北本線二本松駅前に大山忠作美術館があり、そちらで今秋、同館開館15周年特別企画展「成田山新勝寺所蔵 大山忠作襖絵展」が開催されます。
これまで門外不出だった画伯の代表作の一つである成田山新勝寺光輪閣さんの襖絵全28面が初めて他で展示されるということで、注目を集めています。光輪閣さんでも時折公開が行われるのですが、それもいつもというわけでもなく、滅多に見られません。
ちなみに光輪閣さん、今年4月、将棋の名人戦七番勝負の第二局会場となり、藤井聡太七冠と豊島将之九段が激突しました。その際の報道の画像、背景に問題の襖絵が映っています。
その襖絵展に向けてのクラウドファンディングが進行中です。
大山忠作美術館開館15周年記念特別企画展|襖絵展開催に向けて
【かかる費用の総額】 1,400万円
運搬委託費(展示・保険含む) 建具工事委託費(襖を展示する枠事) 広告宣伝費
人件費 警備費 印刷費
【クラウドファンディングの使い道】
運搬委託費(展示・保険含む) 建具工事委託費(襖を展示する枠事) 広告宣伝費
人件費 警備費 印刷費 などかかる経費の一部に使わせていただきます。
【目標金額】 1,000,000円
目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。支援募集は9月12日(木)午後11:00までです。
【リターン】
大山忠作襖絵展を応援コース
感謝のメール
3,000円 5,000円 10,000円
感謝のメール、ノベルティグッズ
30,000円 50,000円
感謝のメール
3,000円 5,000円 10,000円
感謝のメール、ノベルティグッズ
30,000円 50,000円
感謝のメール、ノベルティグッズ、大山忠作美術館図録、大山忠作作品のリトグラフ
100,000円 200,000円大山忠作襖絵展を行って応援コース
感謝のメール、襖絵展の観覧券2枚
5,000円 10,000円
感謝のメール、襖絵展の観覧券2枚、ノベルティグッズ
30,000円 50,000円
感謝のメール、襖絵展の観覧券2枚、ノベルティグッズ、大山忠作美術館図録、
大山忠作作品のリトグラフ
100,000円 200,000円
昨日の段階で目標金額100万円に対し、支援総額65万5千円。あと34万5千円不足です。上に赤字で書きましたが、目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができるというシステムだそうで、このままでは成立しません。
当会としても支援を行いましたが、皆様にも是非宜しくお願い申し上げます。
【折々のことば・光太郎】
「女性線」の詩は少々変なもので、フロイド学者の材料になりさうなものですが、事実見た夢の通りに書きました。
昭和24年(1949)3月6日 西田大三宛書簡より 光太郎67歳
「「女性線」の詩」は、「噴霧的な夢」。
噴霧的な夢
あのしやれた登山電車で智恵子と二人、
ヴエズヴイオの噴火口をのぞきにいつた。
夢といふものは香料のやうに微粒的で
智恵子は二十代の噴霧で濃厚に私を包んだ。
ほそい竹筒のやうな望遠鏡の先からは
ガスの火が噴射機(ジエツト・プレイン)
のやうに吹き出てゐた。
のやうに吹き出てゐた。
その望遠鏡で見ると富士山がみえた。
お鉢の底に何か面白いことがあるやうで
お鉢のまはりのスタンドに人が一ぱいゐた。
智恵子は富士山麓の秋の七草の花束を
ヴエズヴイオの噴火口にふかく投げた。
智恵子はほのぼのと美しく清浄で
しかもかぎりなき惑溺にみちてゐた。
あの山の水のやうに透明な女体を燃やして
私にもたれながら崩れる砂をふんで歩いた。
そこら一面がポムペイヤンの香りにむせた。
昨日までの私の全存在の異和感が消えて
午前五時の秋爽やかな山の小屋で目がさめた。
まさにフロイト学派が泣いて喜びそうな夢判断が為されそうですね(笑)。
画像は昭和3年(1928)、箱根の大湧谷です。
まさにフロイト学派が泣いて喜びそうな夢判断が為されそうですね(笑)。
画像は昭和3年(1928)、箱根の大湧谷です。