岐阜から演奏会情報です。

リートデュオコンサート「二人の肖像」大梅慶子×内多瑞子

美濃加茂市公演
 期 日 : 2024年8月24日(土)
 会 場 : 美濃加茂市立東図書館2階視聴覚ホール 岐阜県美濃加茂市本郷町9-2-22
 時 間 : 13:30開場 14:00開演 16:00終演予定
 料 金 : 全席自由1,800円

岐阜市公演
 期 日 : 2024年8月25日(日)
 会 場 : クララザールじゅうろく音楽堂 岐阜市本郷町1丁目28番地
 時 間 : 13:30開場 14:00開演 16:00終演予定
 料 金 : 全席自由2,000円

 出 演 : 大梅慶子(sop) 内多瑞子(pf)

一人の歌手とピアニストがデュエットをするように詩の世界を音楽と言葉で紡ぎます。今回は「人生の伴侶」への想いが綴られた心温まる詩を中心に選びました。言葉が音楽によって息づき、私たちの人生と結びつく瞬間。詩の物語をご一緒に体験し、その世界を愉しむ時間を過ごしませんか。

【プログラム】
 R. シューマン: 歌曲集『ミルテの花』作品25より「献呈」「くるみの木」ほか
 R. シューマン:連作歌曲『女の愛と生涯』作品42
 蒔田尚昊:歌曲集『智恵子抄』(詩:高村光太郎)
 越谷達之助: 初恋
 小林秀雄:落葉松         ほか 
  (プログラムは変更になる場合があります)
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蒔田尚昊氏作曲の「歌曲集 智恵子抄」がプログラムに入っています。「より」の語が附けられていないので、全5曲を演奏されるのでしょう。ちなみにラインナップは「I 樹下の二人」「II あどけない話」「 III 同棲同類」「IV 千鳥と遊ぶ智恵子」「V レモン哀歌」です。

抜粋で取り上げられることは少なくないのですが、全曲完奏は最近ですと当方の記憶にありません。こちらの情報網にかかっていないだけで、どこかで演奏されているのかも知れませんが。

同氏、以前にも書きましたが、「冬木透」の名義でウルトラシリーズの音楽を担当もされていました。昨年には都内で「「男声合唱のためのウルトラセブン」 楽譜出版記念コンサート」と銘打ち、クラシック系とウルトラ系双方を取り上げる公演もありました。第一部が「蒔田尚昊」名義のクラシック系で、第二部は「冬木透」クレジットのウルトラ系。

YouTube上にその際の加耒徹氏による「あどけない話」がアップされています。


お近くの方(遠くの方も)ぜひ足をお運び下さい。

【折々のことば・光太郎】

電燈が近く来さうで部落の人達が電柱用の材木を運んだり、穴を掘つたりしてくれました。部落の人の好意はありがたいと思ひます。電燈が来れば仕事が多いにはかどるでせう。

昭和24年(1949)2月22日 宮崎稔宛書簡より 光太郎67歳

花巻郊外旧太田村の山小屋での暮らし、ここまで3年余り電気無しのランプ生活でしたが、見るに見かねた村人たちが電線を引っ張って上げることになりました。