今日はこれから1泊2日の日程で宮城県仙台市に行って参ります。

メインの目的は明日、宮城野区鉄砲町のAntique & Cafe TiTiさんで開催される、ヴォイスパフォーマー・荒井真澄さん、箏曲奏者の元井美智子さんのお二人がコラボなさる公演「夏の朝、音を描くコンサート 箏の調べと智恵子抄」の拝聴。今年の連翹忌で知り合われ意気投合されたお二人が、花巻と仙台で計3公演を行われ、その最後です。
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下記は7月18日(木)、花巻の賢治の広場ハナマルカフェさんで開催された初日の公演の模様。当会同様、後援に入られているやつかの森LLCさんの方から画像が送られてきました。
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プログラム的には同じような感じかな、と思われます。箏の音色に乗せて、光太郎や宮沢賢治作品の朗読等。やつかの森LLCさんの方は絶賛なさっていました。

そちらが明日の午前10時半開場ということで、それに間に合わせるため今日から仙台入りします。今日は市内で美術館や古書店等をぶらぶら覗いてみようかな、というところです。

詳細は帰りましてから。

【折々のことば・光太郎】

婦人之友の写真をごらんになつた由のおたよりいただきました。親爺に似てゐるとは恐ろしい因縁だと思ひます。同雑誌にあるシユヷイツエルの写真を見ると自分などは生ぬるいと思ひました。

昭和23年(1948)8月13日 宮崎丈二宛書簡より 光太郎66歳

婦人之友の写真」は、この年7月号の同誌に載った光太郎のエッセイ「一刻を争ふ(のち、「季節のきびしさ」と改題)」に添えられたものです。これを見た宮崎が「光雲さんに似てきましたね」的なことを書き送ったのでしょう。
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「シユヷイツエル」は、アフリカで献身的な医療奉仕活動を行っていたアルベルト・シュヴァイツァー。その近況が右上写真と共に同誌に載り、光太郎は自分ごときはまだまだだと感じたというわけですね。