北海道から企画展示等の情報です。

来釧した文豪たち 「文豪とアルケミスト」も釧路に来た!!

期 日 : 2024年7月27日(土)~10月20日(日)
会 場 : 釧路文学館 釧路市北大通10丁目2番地(釧路市中央図書館6階)
時 間 : 9:30~19:30
休 館 : 毎週月曜日(祝日除く)・毎月最終金曜日
料 金 : 無料

石川啄木をはじめ、草野心平や河東碧梧桐、高浜虚子など釧路に訪れたことのある文豪のほか、里見弴に師事していた釧路ゆかりの作家・中戸川吉二、原野の詩人・更科源蔵と高村光太郎など釧路文学館が所蔵する関連史料を展示します。
なお、会期中はDMM GAMES配信のゲーム「文豪とアルケミスト」とタイアップし、記念グッズの販売や等身大パネルを展示します。

等身大パネル展示
◆釧路文学館:石川啄木(夜の散歩衣裳) 高村光太郎(平服) 草野心平(パーカー衣裳)
◆釧路港文館:石川啄木(平服) 釧路市大町2-1-12
◆北海道立釧路芸術館:石川啄木(作業着衣裳) 釧路市幸町4-1-5
◆釧路フィッシャーマンズワーフMOO:石川啄木(和装) 釧路市錦町2-4
◆釧路市生涯学習センター まなぼっと幣舞:石川啄木(制服)

記念グッズ販売
タイアップ企画開催を記念して、釧路文学館でポストカード、クリアファイル、缶バッヂを販売します。クリアファイルには来釧した文豪たちと釧路の風景がデザインされています。

スタンプラリー開催
会期中に釧路文学館・釧路港文館または道立釧路芸術館を巡ろう! スタンプを集めると、「オリジナルしおり」をプレゼント!

釧路市図書館合同展示開催!
会期中、釧路市内にある図書館と連動して関連展示を開催します。
◆釧路市中央図書館:各フロアの特色にあった展示をおこないます。
◆東部地区図書館:「文学と友情」
◆中部地区図書館:「文豪とその名作」
◆西部地区図書館:「文豪と食」

マンスリー朗読会
①7月27日(土)  18:00~19:00
 【会場】釧路文学館 【朗読者】ジスイズ朗読会 【作品】夏の夜咄~小泉八雲の怪談
②8月25日(日)13:00~14:00
 【会場】中央図書館 【出演者】釧路演劇協議会
③9月8日(日)13:00~14:00
 【会場】中央図書館 【朗読者】リーディングサービスコスモス

初心者向け短歌教室 コスプレOK!
 【日時】8月10日(土) 【会場】文学会議室 【講師】簑島智恵子(釧路歌人会会長)


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オンラインゲーム「文豪とアルケミスト」(文アル)とのコラボ企画です。釧路ということで、石川啄木がメインですが、啄木と交流のあった光太郎や、光太郎と親しかった道出身の更科源蔵、当会の祖・草野心平も取り上げて下さるそうで。

「文アル」関連では、先頃、光太郎も登場人物として名を連ねた舞台「文豪とアルケミスト 旗手達ノ協奏(デュエット)」が上演されましたし、岩手花巻では、宮沢賢治と光太郎を前面に押し出したスタンプラリーが一昨年開催され、それぞれ多くのファンの方々でにぎわいました。また、福岡の北原白秋生家・記念館さんでも一昨年「北原白秋没後80年特別企画展~白秋と若き文士たち~」の際にタイアップ企画で光太郎が取り上げられましたし、このブログサイトではご紹介しませんでしたが、昨年には高知の吉井勇記念館さん開館20周年記念で香美市立図書館かみーるを会場に「『文豪とアルケミスト』にみる吉井勇と文豪たち」と題した座談会が開催され、やはり光太郎の等身大パネルが出たそうです。

遡れば平成29年(2017)には森田成一さんによる朗読CDもリリースされています。

文豪たちに親しんでもらう入口としてはこういう方向性もありだと思われます。ぜひ足をお運び下さい。

【折々のことば・光太郎】

六月中は五月から引きつづいて来客殆ど連日に及び、畑仕事を大いに邪魔されました。来る人は皆遠方から、相当の好意を以て来てくれるのですから、歓迎するのですが、あとで仕事の手遅れを取かへすのに大骨折です。多い日は来客八人に及びました。


昭和23年(1948)7月4日 宮崎稔宛書簡より 光太郎66歳

花巻郊外旧太田村での生活。自分では謹慎や蟄居のつもりでいても、世間が放っておかないわけで、痛し痒しでした。