朗読などでヴォイスパフォーマーと自称なさっている荒井真澄さん、箏曲奏者の元井美智子さんのお二人がコラボなさる公演が、東北地方で3件開催されます。
まずは光太郎第二の故郷・岩手花巻。
お箏の調べ 春の海、夜空へ など
高村光太郎「智恵子抄」より レモン哀歌、人類の泉 など
以前から賢治作品や「智恵子抄」系の朗読を繰り返しなさっていて、当会主催の連翹忌ご常連の荒井真澄さん。昨年、横浜で開催された「元井美智子自作自演コンサート2023」で、「智恵子抄」から「あどけない話」「風にのる智恵子」「千鳥と遊ぶ智恵子」「レモン哀歌」を、箏の調べに乗せて朗読なさった元井美智子さん。
元井さんがに初めてご参加下さり、ご常連の荒井さんと意気投合、コラボ公演開催の運びとなりました。
③→①→②の順で開催が決まったそうです。はじめ、③のみの予定だったのが、リハーサルも兼ねて花巻でもやりたい、ということになり、彼の地で光太郎顕彰に当たられているやつかの森LLCさんのお骨折りで賢治の広場さんを借りられることとなって①が、さらに③があっという間に予約満席だそうで、追加公演として②が、それぞれ実現することに。
ところで元井さん、やはり連翹忌ご常連のテルミン奏者・大西ようこさんにも目をつけられ(ここの助動詞「られ」は「尊敬」ではなく「受身」の用法です(笑))、9月には大西さんの運営されている逗子のテルミンミュージアムさんで、箏曲とテルミンのコラボコンサートもなさるとのこと。ちなみにテルミンミュージアムさんと大西さん、7月6日(土)にテレビ東京さん系でオンエアがあった「モヤモヤさまぁ~ず2 【逗子・葉山】石原裕次郎さん生誕90年記念 一心同体!ろくなもんじゃない90分弱SP」にご出演。笑わせていただきました。
さらには大西さん、今月初めには、荒井さんもご参加なさった千葉市川アトリエカフェ赤毛のアンさんでの「赤毛のアンの輪読会」でもテルミン演奏と、ご自身も朗読をなさったそうです。
以前にも書きましたが、連翹忌、光太郎を偲ぶというのがメインの開催趣旨ですが、こうして人々の輪を広げていくことも目的の一つと言えるかな、と思っております。
さて、それぞれの公演、ご都合の付くところで足をお運び下さい。
【折々のことば・光太郎】
岩手の山で見る星の大きさは東京で見る星の二倍ぐらゐに思はれます。金星や、木星の光のつよさにびつくりします。
実際、現代でもそれに近いのでしょうし、夜はほとんど真っ暗だった花巻郊外旧太田村、まさにそうだったのでしょう。また、賢治が「銀河鉄道の夜」などを着想したのも、花巻の美しい夜空あってこそだったはずですね。
まずは光太郎第二の故郷・岩手花巻。
① 夏、花巻で奏であう 光太郎、賢治、箏と声
期 日 : 2024年7月18日(木)
会 場 : 賢治の広場 ハナマルカフェ 岩手県花巻市上町3-4 岩田ビル 1F
時 間 : 14:00~
料 金 : 無料 (要1ドリンク以上の注文)
プログラム
高村光太郎「智恵子抄」より
人類の泉、もしも智恵子が、メトロポオル など
宮沢賢治作品より
注文の多い料理店・序、星めぐりの歌 など
箏曲ソロ演奏
翌日には、荒井さんの本拠地・仙台で。プログラム
高村光太郎「智恵子抄」より
人類の泉、もしも智恵子が、メトロポオル など
宮沢賢治作品より
注文の多い料理店・序、星めぐりの歌 など
箏曲ソロ演奏
② 旅するお箏 となりのえんがわdeコンサート
期 日 : 2024年7月19日(金)
会 場 : となりのえんがわ 宮城県仙台市宮城野区銀杏町4-29 宮城野納豆製造所敷地内
時 間 : 13:00~ 12:30~(当初予定から変更だそうです)
料 金 : 1,000円
プログラム
高村光太郎「智恵子抄」より
箏曲演奏
そして翌週、再び仙台で。
プログラムプログラム
高村光太郎「智恵子抄」より
箏曲演奏
そして翌週、再び仙台で。
③ 夏の朝、音を描くコンサート 箏の調べと智恵子抄
期 日 : 2024年7月23日(火)
会 場 : Antique & Cafe TiTi 宮城県仙台市宮城野区鉄砲町中5-8
時 間 : 11:00~
料 金 : 1,500円
お箏の調べ 春の海、夜空へ など
高村光太郎「智恵子抄」より レモン哀歌、人類の泉 など
以前から賢治作品や「智恵子抄」系の朗読を繰り返しなさっていて、当会主催の連翹忌ご常連の荒井真澄さん。昨年、横浜で開催された「元井美智子自作自演コンサート2023」で、「智恵子抄」から「あどけない話」「風にのる智恵子」「千鳥と遊ぶ智恵子」「レモン哀歌」を、箏の調べに乗せて朗読なさった元井美智子さん。
元井さんがに初めてご参加下さり、ご常連の荒井さんと意気投合、コラボ公演開催の運びとなりました。
③→①→②の順で開催が決まったそうです。はじめ、③のみの予定だったのが、リハーサルも兼ねて花巻でもやりたい、ということになり、彼の地で光太郎顕彰に当たられているやつかの森LLCさんのお骨折りで賢治の広場さんを借りられることとなって①が、さらに③があっという間に予約満席だそうで、追加公演として②が、それぞれ実現することに。
ところで元井さん、やはり連翹忌ご常連のテルミン奏者・大西ようこさんにも目をつけられ(ここの助動詞「られ」は「尊敬」ではなく「受身」の用法です(笑))、9月には大西さんの運営されている逗子のテルミンミュージアムさんで、箏曲とテルミンのコラボコンサートもなさるとのこと。ちなみにテルミンミュージアムさんと大西さん、7月6日(土)にテレビ東京さん系でオンエアがあった「モヤモヤさまぁ~ず2 【逗子・葉山】石原裕次郎さん生誕90年記念 一心同体!ろくなもんじゃない90分弱SP」にご出演。笑わせていただきました。
さらには大西さん、今月初めには、荒井さんもご参加なさった千葉市川アトリエカフェ赤毛のアンさんでの「赤毛のアンの輪読会」でもテルミン演奏と、ご自身も朗読をなさったそうです。
以前にも書きましたが、連翹忌、光太郎を偲ぶというのがメインの開催趣旨ですが、こうして人々の輪を広げていくことも目的の一つと言えるかな、と思っております。
さて、それぞれの公演、ご都合の付くところで足をお運び下さい。
【折々のことば・光太郎】
岩手の山で見る星の大きさは東京で見る星の二倍ぐらゐに思はれます。金星や、木星の光のつよさにびつくりします。
昭和23年(1948)4月12日 髙村規宛書簡より 光太郎66歳
実際、現代でもそれに近いのでしょうし、夜はほとんど真っ暗だった花巻郊外旧太田村、まさにそうだったのでしょう。また、賢治が「銀河鉄道の夜」などを着想したのも、花巻の美しい夜空あってこそだったはずですね。