百貨店さんのイベントを2件。
まずは三越日本橋本店さん。
まずは三越日本橋本店さん。
期 日 : 2024年7月3日(水)~7月8日(月)
会 場 : 日本橋三越本店本館6階美術特選画廊 東京都中央区日本橋室町1-4-1
時 間 : 午前10時~午後7時(最終日は午後5時閉場)
料 金 : 無料
このたび日本橋三越本店では 木の呼吸 伝統と革新 を開催いたします。日本古来より受け継がれてきた伝統的技術「木彫」。自然の中ではぐくまれてきた木々との対話を通し、匂いや木肌を感じ取りながら作家それぞれの卓越した技術により、一つの素材が作品へと昇華されます。本展では近代巨匠作家の秀作から、俊英若手作家の作品 約30余点を展観いたします。
プレスリリース等で使われているサムネイル画像は現代の作家さんの作品ですが(左・佐藤丹山氏、右・百々謙三氏)、光太郎の父・光雲の作も出展されます。最晩年の昭和7年(1932)作の「鬼はそと福はうち」。今年3月に銀座のギャラリーせいほうさんさんで開催された「近代木彫の系譜Ⅰー 高村光雲の流れ ー」でも展示されました。それから、同じく山崎朝雲の「仔犬」。
近代はこの師弟二人ですが、他に現代作家でサムネイルのお二人以外に秋山隆、石川時彦、榎戸項右衛門、木村俊也、澤田志功、下山直紀、丸山達也の各氏。系譜を辿ると光雲や朝雲に連なるという方もいらっしゃるのでしょうか?
もう1件、同様の催しで、そごう千葉店さん。
こちらは先月、そごう大宮店さん、それから先月から今月にかけ、大和百貨店富山店さんで行われたものと同じ業者さんによる巡回のようです。それぞれ光雲の聖徳太子像が出ていました。今回もそうだろうと思われます。
ちなみに令和2年(2020)にも千葉そごうさんで同様の展示即売がありまして、その際は光雲の「孔子像」、「大国主命」、レリーフの「瑞雲」、それから光雲の師・髙村東雲の孫にあたり光雲に師事した髙村晴雲の「釈迦如来像」が出ていました。
光雲の木彫、じっくり見られる機会はあまり多くありません。ぜひ足をお運び下さい。
【折々のことば・光太郎】
福永は光太郎を尊敬していたようで、こまめに著書を贈っていました。前年にはボードレールに関する評論を贈っています。また、個人的な悩みの相談もしていたようです。
プレスリリース等で使われているサムネイル画像は現代の作家さんの作品ですが(左・佐藤丹山氏、右・百々謙三氏)、光太郎の父・光雲の作も出展されます。最晩年の昭和7年(1932)作の「鬼はそと福はうち」。今年3月に銀座のギャラリーせいほうさんさんで開催された「近代木彫の系譜Ⅰー 高村光雲の流れ ー」でも展示されました。それから、同じく山崎朝雲の「仔犬」。
近代はこの師弟二人ですが、他に現代作家でサムネイルのお二人以外に秋山隆、石川時彦、榎戸項右衛門、木村俊也、澤田志功、下山直紀、丸山達也の各氏。系譜を辿ると光雲や朝雲に連なるという方もいらっしゃるのでしょうか?
もう1件、同様の催しで、そごう千葉店さん。
近代木彫秀作展
期 日 : 2024年7月2日(火)~7月8日(月)
会 場 : そごう千葉店 千葉市中央区新町1000番地
時 間 : 午前10時~午後8時 最終日は午後4時閉場
料 金 : 無料
近代木彫を代表する彫刻家 高村光雲、平櫛田中や、鎌倉時代の名佛師運慶・快慶の流れをくむ現代の大佛師 松本明慶氏の作品を中心にご紹介いたします。
近代木彫を代表する彫刻家 高村光雲、平櫛田中や、鎌倉時代の名佛師運慶・快慶の流れをくむ現代の大佛師 松本明慶氏の作品を中心にご紹介いたします。
こちらは先月、そごう大宮店さん、それから先月から今月にかけ、大和百貨店富山店さんで行われたものと同じ業者さんによる巡回のようです。それぞれ光雲の聖徳太子像が出ていました。今回もそうだろうと思われます。
ちなみに令和2年(2020)にも千葉そごうさんで同様の展示即売がありまして、その際は光雲の「孔子像」、「大国主命」、レリーフの「瑞雲」、それから光雲の師・髙村東雲の孫にあたり光雲に師事した髙村晴雲の「釈迦如来像」が出ていました。
光雲の木彫、じっくり見られる機会はあまり多くありません。ぜひ足をお運び下さい。
【折々のことば・光太郎】
送つて下さつた貴下の小説「塔」をまだ雪に埋まつてゐる小屋の中でいただきました。貴下の小説をよむのははじめてなのでひどくたのしみに思ひます。感謝。
昭和23年(1948)2月23日 福永武彦宛書簡より 光太郎66歳
福永は光太郎を尊敬していたようで、こまめに著書を贈っていました。前年にはボードレールに関する評論を贈っています。また、個人的な悩みの相談もしていたようです。