過日、智恵子の故郷、福島二本松での「春のにほんまつドライブスタンプラリー2024」をご紹介した中でちらっと触れておきましたが、光太郎第二の故郷・岩手花巻でもスタンプラリーが開催されます。チェックポイント的な場所の一つに、高村山荘/高村光太郎記念館さんも。
参加方法
期 間 : 2024年4月27日(土)~5月27日(月)
アプリをインストールせず楽しめるスタンプラリー! 花巻の魅力的な施設20か所にQRコードを設置し、デジタルスタンプラリーを開催♪ スタンプは温泉(日帰り入浴でも対象)、見学・体験、飲食店の3種類。条件を満たすことで、花巻の特産品や温泉宿泊券が当たる抽選に応募できます(*^▽^*)
●A賞(花巻の特産品 40名)
温泉スタンプ1個 見学・体験スタンプ1個 飲食店スタンプ1個
白金豚二刀流セット 10名
白金豚二刀流セット 10名
早池峰のむヨーグルト 720ml×2本 5名
佐々長醸造 銀河のしずくセット 10名
佐々長醸造 つゆ 15名
●B賞(温泉宿泊券など 15名)
温泉スタンプ1個 見学・体験スタンプ3個 飲食店スタンプ2個
<利用推奨環境>
iPhoneの場合:iOS 13 以降+Safari(ブラウザ)
Androidの場合:Android 10 以降+Chrome(ブラウザ)
※上記OSのスマートフォンに搭載されているブラウザ以外は推奨しておりません。
スタンプラリーの参加はスマートフォンからのみ可能でございます。
パソコン、タブレット、フィーチャーフォンは非対応となります。
参加方法
STEP1 対象施設を利用しQRコードを読み取る
STEP2 初めての場合は規約に同意
STEP3 スタンプをGETしていき条件達成
STEP4 特産品が当たる抽選に応募
※エントリー数を上限1万人に設定しております。人数に達し次第、新規エントリーはできません。
※イベントは予告なく変更、中止する場合がございます。
対象施設
〇温泉
花巻温泉 ホテル千秋閣 ホテル花巻 ホテル紅葉館
花巻温泉 ホテル千秋閣 ホテル花巻 ホテル紅葉館
志戸平温泉 湯の杜ホテル志戸平
鉛温泉 藤三旅館
〇見学・体験施設
宮沢賢治童話村 賢治の学校 宮沢賢治記念館 花巻市博物館 花巻新渡戸記念館
高村山荘・高村光太郎記念館 母ちゃんハウスだぁすこ 花巻おもちゃ美術館 昭和の学校
〇飲食店
レストランポパイ マルカンビル大食堂 やぶ屋花巻総本店 嘉司屋 山猫軒本店
Lit work place 茶寮かだん 森のジェラートポエーマ 金婚亭
※金婚亭、茶寮かだんはお買い物でもスタンプをGETできます
よくあるスタンプラリーかな、と思ったのですが、フライヤーの一番下を見て「えっ⁉」。何と主催が「岩手県立花巻北高校 Revolotions」。調べてみたところ、高校生が発案し、クラウドファンディングで資金を集め、実施されるとのこと。
2月の『岩手日報』さんなどに記事が出ていました。
まぁ、それでも目標を超える金額が集まったそうで、良かったと思いました。
さらに素晴らしいのは、今回の試みが単なるスタンプラリーで終わるのではなく、そこからデータを収集し、「地域の観光を盛り上げるアイデアを検討し、市に提案」というくだり。なるほど、と思いました。こういう柔軟な発想は、「キックバック」だの「中抜き」だの、そんなことばかり考えているジジイどもには出てこない発想でしょう。もっとも、若くても、「セクシーダンス」だのにうつつを抜かしている輩もいましたが(笑)。ちなみにその中心メンバーのセンセイも岩手でしたね。
ちなみに花巻北高さん、全く別の分野ですが、超小型人工衛星「YODAKA」のミッションにも関わられているそうです。光太郎が「内にコスモスを持つ」と評した宮沢賢治の精神が脈々と息づいているように感じます。
全国の学校関係者の皆さん、ご参考までに。
【折々のことば・光太郎】
部落の図書館をつくりたいと青年達がいつてきてさしあたり分教場に図書棚をつくり、小生も書籍や雑誌を寄附、今後大いに助力しようと思ひます。部落の青年が自発的にかういふ事を発案したのをよろこんでゐます。いい村に、そして進んだ村にしたいものです。
およそ80年前にも、光太郎、花巻(というか旧太田村ですが)の若者たちに感銘を受けていました。
よくあるスタンプラリーかな、と思ったのですが、フライヤーの一番下を見て「えっ⁉」。何と主催が「岩手県立花巻北高校 Revolotions」。調べてみたところ、高校生が発案し、クラウドファンディングで資金を集め、実施されるとのこと。
2月の『岩手日報』さんなどに記事が出ていました。
花巻の観光振興へ周遊スタンプラリー 高校生が企画、資金募る
花巻北高(須川和紀校長、生徒683人)の1年生4人は、花巻市の観光地などを巡る周遊デジタルスタンプラリーを計画している。データを分析し、新たな観光アイデアを市に提案する目標も掲げ「花巻の未来への一歩に」と熱を注ぐ。活動資金を29日までクラウドファンディング(CF)で募っている。
探究活動の一環で行う。スタンプラリーは5月ごろ開始予定で、宿泊・観光施設、飲食店など約20カ所に2次元コードを設置する。スマートフォンで読み取り、スタンプを集めると特産品が当たる抽選に応募できる仕組みだ。
花巻の魅力を観光客ら多くに知ってもらう機会としつつ、リアルなデータを収集。それを基に地域の観光を盛り上げるアイデアを検討し、市に提案する。
記事中に「高村光太郎記念館」の文字があればもっと早く気づき、当該クラウドファンディングにもご協力できたのですが……。まぁ、それでも目標を超える金額が集まったそうで、良かったと思いました。
さらに素晴らしいのは、今回の試みが単なるスタンプラリーで終わるのではなく、そこからデータを収集し、「地域の観光を盛り上げるアイデアを検討し、市に提案」というくだり。なるほど、と思いました。こういう柔軟な発想は、「キックバック」だの「中抜き」だの、そんなことばかり考えているジジイどもには出てこない発想でしょう。もっとも、若くても、「セクシーダンス」だのにうつつを抜かしている輩もいましたが(笑)。ちなみにその中心メンバーのセンセイも岩手でしたね。
ちなみに花巻北高さん、全く別の分野ですが、超小型人工衛星「YODAKA」のミッションにも関わられているそうです。光太郎が「内にコスモスを持つ」と評した宮沢賢治の精神が脈々と息づいているように感じます。
全国の学校関係者の皆さん、ご参考までに。
【折々のことば・光太郎】
部落の図書館をつくりたいと青年達がいつてきてさしあたり分教場に図書棚をつくり、小生も書籍や雑誌を寄附、今後大いに助力しようと思ひます。部落の青年が自発的にかういふ事を発案したのをよろこんでゐます。いい村に、そして進んだ村にしたいものです。
昭和22年(1947)6月30日 椛沢ふみ子宛書簡より 光太郎65歳
およそ80年前にも、光太郎、花巻(というか旧太田村ですが)の若者たちに感銘を受けていました。