早いもので、とうとう大晦日となってしまいました。

昨日まで、例年通り、今年1年の光太郎関連で主な出来事をご紹介して参りました。コロナ禍もほぼ終息ということもあり(未だ予断を許さぬ状況ではありますが)、多くの方々がそれぞれの分野で光太郎らを取り上げて下さり、ありがとうございました。

さて、こちらも例年通り、寄付等のご報告。

まず、皆様方からいただいた郵便物に貼られていた切手を、公益社団法人日本キリスト教海外医療協力会さんにお送りしました。アジアやアフリカの保健医療協力のため役立てられています。今日に間に合うように先月送付いたしまして、先月分の「ご協力団体一覧」に当会の名を記していただいております。
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同様に、ベルマーク。こちらはベルマーク教育助成財団さんに送付。
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やはり11月分の「今月の寄贈者」に名を記して下さいました。
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少しでも光太郎のイメージアップにつながれば、という下心があるのですが(笑)。

さて、別件で、正月のテレビ番組から。

日本歌手協会新春12時間歌謡祭<第一部>

BSテレ東 2024年1月2日(火) 12:00~15:00

一挙12時間!全160曲放送! 第一部<お昼12時〜>

「東京ブギウギ」ミラクルひかる 「大阪ブギウギ」中村美律子 「買物ブギー」川中美幸 「東京の花売娘」大江裕 「アルプスの牧場」関大八 「さいざんす・マンボ」谷龍介 「こんなベッピン見たことない」小桜舞子/合田道人 「石狩エレジー」大川栄策 「お祭りマンボ」津吹みゆ 「黒百合の歌」上野さゆり 「雪の降る町を」新沼謙治 「ヴァイヤ・コン・ディオス(Vaya Con Dios)」香西かおり 「リンゴの花は咲いたけど」コロムビア ローズ 「智恵子抄」市川さよ子 「霧子のタンゴ」神穰ひろし 「ここに幸あり」大津美子 「お別れ公衆電話」富士きぬ子 「浪曲子守唄」一節太郎 「ギター仁義」北山たけし 「出世街道」畠山みどり 「東京五輪音頭」畠山みどり/北山たけし 「大利根無情」大林幸二 「夫婦春秋」金嶋昭夫 「長崎の女」北川裕二 「あの娘が泣いてる波止場」村木弾「お花ちゃん」南部姉妹 「ヘイ・ポーラ」田辺靖雄/九重佑三子 「雨の新宿」津山洋子・髙樹一郎 「みれん海峡」扇ひろ子 「美しい十代」三田明 「愛と死をみつめて」青山和子 「青春の城下町」梶光夫 「下町育ち」笹みどり 「君が好きだよ」しょうじ 「銀座ブルース」櫻井まり 「ベッドで煙草を吸わないで」弓純子 「経験」辺見マリ 「どうにもとまらない」山本リンダ 「それがあなたで本当に良かった」九重佑三子 「人生これから」宇山保夫 「女のひとり酒」石岡みどり 「夕顔」沢田亜矢子 「どうぞこのまま」丸山圭子 「バラが咲いた」マイク眞木 「花と小父さん」渚まゆみ 「みんな夢の中」髙田恭子 「愛のさざなみ」安倍理津子 「星のフラメンコ」松阪ゆうき 「東京⇔大阪」田辺靖雄

<司会>アグネス・チャン、川中美幸、香西かおり、伍代夏子、森口博子/合田道人
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「智恵子抄」がラインナップに入っており、てっきり令和2年(2020)に亡くなった二代目コロムビア・ローズさんの過去の映像が流れるのだろうと思い込んでおりましたところ、市川さよ子さんという方の歌唱でした。

調べてみましたところ、10月27日(金)に江戸川区総合文化センターさんで公開収録が行われたようで、小桜舞子さんという方のブログに市川さんが「智恵子抄」を歌われた由、記述がありました。「名曲を歌いつぐ」というコーナーの一環だったようで、二代目コロムビア・ローズさんが歌われた丘灯至夫氏作詞・戸塚三博氏作曲「智恵子抄」なのでしょう。
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さらに再放送系ですが。

にほんごであそぼ「朗読スペシャル(2)」

地上波NHK Eテレ 2024年1月4日(木) 15:35〜15:45

朗読(高杉真宙)/「三銃士」アレクサンドラ・デュマ、「旅情」萩原朔太郎、「あどけない話」高村光太郎、「鶏」山村暮鳥、朗読(津田健次郎)/「ロミオとジュリエット」シェイクスピア、「板極道」棟方志功、「達磨おくり」金子みすゞ、うた「なせばなる」

【出演】南野巴那,津田健次郎,高杉真宙,藤原道山,中村彩玖,川原瑛都,川田秋妃

初回放映が9月18日(月)でした。俳優の高杉真宙さんによる「あどけない話」朗読が含まれます。
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もう1件。直接、光太郎には関わりませんが、光太郎が終生敬愛し続けたロダン。

ねこのめ美じゅつかん 31歩め 「考える人」は何も考えていない!?

地上波NHK Eテレ 2024年1月4日(木) 08:25〜08:35  1月6日(土)  11:30~11:40

キャッチュアイの2匹が静岡県立美術館で目にしたのは「考える人」。実は、何も考えていなかったのではないかと言い出す弟子ネコにボスもびっくり!一体どういう事なのか?

19世紀フランスを代表する彫刻家、オーギュスト・ロダンの傑作「考える人」。その造形を見てリアルだなあと感想を漏らすボスネコに対し、弟子ネコはそうではなく、“無理している”からこそ迫力があるのだと語り出す。さらにはそもそも、「考えていない人」かも知れないと、ボスを混乱させ始める。「考える人」にこめられたヒミツに迫る。そして古川琴音の「画家のうた」ではドラクロワの気になる超有名絵画を取り上げる。

【声】カミナリ,【出演】古川琴音
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それぞれぜひご覧下さい。

それでは皆様、よいお年をお迎えください。

【折々のことば・光太郎】

小生山に居て物の値段をまるで知りませんが下駄などは恐らく莫大なお値段なのだらうし又、中々入手いたし難きものと推察、恐縮に堪へません。


昭和21年(1946)3月1日 佐藤雪江宛書簡より 光太郎64歳

「山に居て物の値段をまるで知りません」。光太郎、仙人じみて来ましたね(笑)。