制作にちょっとだけ関わらせていただきました。
千葉県立図書館さんのサイトから。
チラシはこちら(PDF:244KB)
千葉県立図書館さんのサイトから。
千葉県誕生150周年記念「房総文学カード」(第2弾)の配布について
第1弾に好評をいただいた「房総文学カード」。その第2弾を、今月25日より配布します。千葉県ゆかりの文学作品をとりあげ、作者やその舞台となった地に関する情報を満載したカードで、QRコードから作品を読むこともできます。第2弾も選べる5種類。ぜひ集めてみてください。チラシはこちら(PDF:244KB)
配布期間 令和5年10月25日(水)~なくなり次第終了
配布場所 千葉県立図書館3館(中央・西部・東部図書館)カウンター
枚 数 初刷限定各150枚
問い合わせ
千葉県立東部図書館 読書推進課 〒289-2521 旭市ハの349
TEL 0479-62-7070 FAX 0479-62-7466 E-mail:elib-kouza@mz.pref.chiba.lg.jp
トータルナンバー008が「高村光太郎 智恵子抄 九十九里エリア 九十九里町」。現物がこちらです。名刺サイズで両面印刷。
千葉県立図書館さん、中央、西部、東部3館中の、当方が自宅兼事務所をかまえる香取市に隣接する旭市にある東部図書館さんで企画されました。同館にて6月に を仰せつかったご縁で、使用する画像について御相談をうけました。
ちなみにカードと共に図書館だより的なリーフレット「知識は旅をする」第78号も一緒にお送り下さいました。6月の講座の様子がレポートされています。
「先生のユーモアある語り口にしばしば笑いも起き」……当人はいたって真面目に話していたつもりなのですが(笑)。
また、没後90年ということで、光太郎と縁の深かった宮沢賢治についても言及されています。
で、文学カード。「九十九里町の『智恵子抄』詩碑の写真とかでいいんじゃないですか?」とも申し上げましたが、九十九里で半年あまり療養生活を送った智恵子の紙絵を使いたい、ということで、花巻高村光太郎記念会さん所蔵の紙絵を紹介いたしました。
今回が第2弾ということで、第1弾は9月に発行されていました。
ラインナップ、一応活字にしておきます。
第1弾
001 芥川龍之介「海のほとり」 九十九里エリア:一宮町
002 伊藤左千夫「野菊の墓」 東葛・湾岸エリア:松戸市ほか
003 佐藤春夫 「犬吠岬旅情のうた」 香取・東総エリア:銚子市
004 田山花袋 「ある日の印旛沼」 印旛エリア:印西市・佐倉市ほか
005 長塚節 「炭焼のむすめ」 南房総・外房エリア:鴨川市
第2弾
006 大町桂月 「鹿野山」 内房エリア:君津市
007 若山牧水 「水郷めぐり」 香取・東総エリア:香取市
008 高村光太郎「智恵子抄」 九十九里エリア:九十九里町
009 原民喜 「千葉海岸の詩」 東葛・湾岸エリア:千葉市
010 宮本百合子「漁村の婦人の生活」 南房総・外房エリア:南房総市
著作権の切れているものを対象にしているそうで、各カードにはQRコードが印刷され、青空文庫さんにアクセス出来るようになっています。
右は第2弾のPR画像。赤い変なの(笑)は、千葉県のゆるキャラ・「チーバくん」です。左側の真横から見ると、何と千葉県の形をしているというすぐれもの。よく間違われるのですが、決してメタボ犬ではありません。そもそも「犬」ではありません。「不思議ないきもの」です。
カードのイメージとしては永谷園さんの「東海道五十三次カード」だそうで(若い人には「何のことやら?」かもしれませんが)、今後も順次追加されていく予定とのことです。
そこで光太郎の再登板もあり得るというお話で、ありがたいかぎりです。
それぞれ千葉県立図書館さん3館で無料配布中。ぜひゲットして下さい。
【折々のことば・光太郎】
目下小生新らしい丈夫な壕を造りかけてゐます。一人でやるので中々はかどりません。艦載機の銃撃に備へるためです。
駒込林町の光太郎アトリエ兼住居、3月10日の東京大空襲では大きな被害を免れましたが、その後も断続的に空襲が続き、結局、4月13日の空襲で跡形もなく焼け落ちてしまいます。
その前に掘った防空壕に彫刻刀や砥石、布団類などを入れて置いたのですが、その中にかつて智恵子が欲しがって入手した、英国の染織工芸家、エセル・メレ作のホームスパンの毛布が含まれていました。この毛布はその後の8月10日にあった花巻空襲もくぐり抜け、奇跡的に現存します。
トータルナンバー008が「高村光太郎 智恵子抄 九十九里エリア 九十九里町」。現物がこちらです。名刺サイズで両面印刷。
千葉県立図書館さん、中央、西部、東部3館中の、当方が自宅兼事務所をかまえる香取市に隣接する旭市にある東部図書館さんで企画されました。同館にて6月に を仰せつかったご縁で、使用する画像について御相談をうけました。
ちなみにカードと共に図書館だより的なリーフレット「知識は旅をする」第78号も一緒にお送り下さいました。6月の講座の様子がレポートされています。
「先生のユーモアある語り口にしばしば笑いも起き」……当人はいたって真面目に話していたつもりなのですが(笑)。
また、没後90年ということで、光太郎と縁の深かった宮沢賢治についても言及されています。
で、文学カード。「九十九里町の『智恵子抄』詩碑の写真とかでいいんじゃないですか?」とも申し上げましたが、九十九里で半年あまり療養生活を送った智恵子の紙絵を使いたい、ということで、花巻高村光太郎記念会さん所蔵の紙絵を紹介いたしました。
今回が第2弾ということで、第1弾は9月に発行されていました。
ラインナップ、一応活字にしておきます。
第1弾
001 芥川龍之介「海のほとり」 九十九里エリア:一宮町
002 伊藤左千夫「野菊の墓」 東葛・湾岸エリア:松戸市ほか
003 佐藤春夫 「犬吠岬旅情のうた」 香取・東総エリア:銚子市
004 田山花袋 「ある日の印旛沼」 印旛エリア:印西市・佐倉市ほか
005 長塚節 「炭焼のむすめ」 南房総・外房エリア:鴨川市
第2弾
006 大町桂月 「鹿野山」 内房エリア:君津市
007 若山牧水 「水郷めぐり」 香取・東総エリア:香取市
008 高村光太郎「智恵子抄」 九十九里エリア:九十九里町
009 原民喜 「千葉海岸の詩」 東葛・湾岸エリア:千葉市
010 宮本百合子「漁村の婦人の生活」 南房総・外房エリア:南房総市
著作権の切れているものを対象にしているそうで、各カードにはQRコードが印刷され、青空文庫さんにアクセス出来るようになっています。
右は第2弾のPR画像。赤い変なの(笑)は、千葉県のゆるキャラ・「チーバくん」です。左側の真横から見ると、何と千葉県の形をしているというすぐれもの。よく間違われるのですが、決してメタボ犬ではありません。そもそも「犬」ではありません。「不思議ないきもの」です。
カードのイメージとしては永谷園さんの「東海道五十三次カード」だそうで(若い人には「何のことやら?」かもしれませんが)、今後も順次追加されていく予定とのことです。
そこで光太郎の再登板もあり得るというお話で、ありがたいかぎりです。
それぞれ千葉県立図書館さん3館で無料配布中。ぜひゲットして下さい。
【折々のことば・光太郎】
目下小生新らしい丈夫な壕を造りかけてゐます。一人でやるので中々はかどりません。艦載機の銃撃に備へるためです。
昭和20年3月24日 舟川栄次郎宛書簡より 光太郎63歳
駒込林町の光太郎アトリエ兼住居、3月10日の東京大空襲では大きな被害を免れましたが、その後も断続的に空襲が続き、結局、4月13日の空襲で跡形もなく焼け落ちてしまいます。
その前に掘った防空壕に彫刻刀や砥石、布団類などを入れて置いたのですが、その中にかつて智恵子が欲しがって入手した、英国の染織工芸家、エセル・メレ作のホームスパンの毛布が含まれていました。この毛布はその後の8月10日にあった花巻空襲もくぐり抜け、奇跡的に現存します。