月に一度はネタを提供していたけだるので、非常に助かっております(笑)。光太郎が戦後の七年間蟄居生活を送った山小屋(高村山荘)に近い、道の駅はなまき西南(愛称・賢治と光太郎の郷)さん内のテナント・ミレットキッチンフラワーさんで毎月15日に限定販売される「光太郎ランチ」、今月分の画像等が届きました。
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003毎月、かつて光太郎が自分で作った料理や、使った食材などを現代風にアレンジして、構成されています。

今月のメニューは以下の通り。

 ・ サツマイモご飯
 ・ 新米ご飯
 ・ 焼き鮭松茸添え
 ・ 蛸と里芋煮
 ・ 風呂吹き大根
 ・ 大根葉の塩昆布和え
 ・ キノコソテー
 ・ 塩麹入り卵焼き
 ・ お新香
 ・ リンゴ

何と、松茸が使われています。今年は夏の暑さとその後の残暑で、キノコ類全般が不作だとのことですが……。

リンゴも今秋収穫されたものなのでしょう。リンゴ中毒の当方としては(笑)、早く岩手の新リンゴを食べたいものです。
 
令和2年(2020)の10月15日に「光太郎ランチ」販売が始まりましたので、丸3年が終わり、4年目に突入したわけですね。末永く続いて欲しいものです。

【折々のことば・光太郎】

今度僕の家の隣に八百屋さんが開業しました、これで大いに助かります。ついでに肴屋さんと肉屋さんでも出来ればいいと思つてゐます、 外食券のお礼その他一筆

昭和17年(1942)4月11日 風間光作宛書簡より 光太郎60歳

東京の食糧事情、まだ新規に開店する店舗があるくらいには余裕があったのですね。

「外食券」は、単身の勤め人など自炊をあまりしない者に米の配給の代わりとして配付された券です。これを持って「外食券食堂」に行けば、外食が出来たというわけです。この書簡は風間から外食券を貰った礼状です。

この時期の光太郎に「光太郎ランチ」を饗したら、あまりの豪華さに目を回したでしょう(笑)。