たまたまネットで見つけた演劇の公演です。2本立てで、一方が「智恵子抄」。
期 日 : 2017年11月8日(水) 19:30 11月9日(木) 19:30 11月10日(金) 14:30/19:30
11月11日(土) 14:30/19:30 11月12日(日) 13:00/17:00
会 場 : 荻窪小劇場 東京都杉並区荻窪3-47-18第五野村ビル1F
料 金 : 前売 3,000円 当日 3,500円
問合せ : 団体直通電話 080-8046-3906
作 木乃正 演出 大栗田正男
本公演での強いエンターテインメント性だけでなく無駄なものを削ぎ落とし、シンプルな空間と人をテーマにどこまで作品作りが出来るかを追求した実験的企画。
本公演での強いエンターテインメント性だけでなく無駄なものを削ぎ落とし、シンプルな空間と人をテーマにどこまで作品作りが出来るかを追求した実験的企画。
◇智恵子抄
原案 高村光太郎 演出 大栗田正男
日替わりで演者を組み合わせ同じ作品の中で密かにそれでいて確実に起こる科学反応を組み合わせる新たな形のパフォーマンス。 乞うご期待!
出演 神井大治 三味線 木房明音 Dancer 小山千尋 Dancer 藤井弘平 朗読 篠原志奈 朗読
Dangerous Box
ぽつりぽつりと、いろいろな方が、さまざまな切り口で光太郎智恵子の世界を取り上げて下さり、ありがたいかぎりです。
8公演ありますので、いずれかの回を観に行くつもりで居ります。皆様もぜひどうぞ。
三陸沖から日本海まで ずつとつづいた秋空が いかにも緯度の高いやうに 少々硬質の透明な純コバルト性に晴れる。 東北の秋は晴れるとなると ほんとに晴れてまぎれがない。
詩「東北の秋」より 昭和25年(1950)
光太郎68歳
当方自宅兼事務所は東北より低緯度の南関東ですが、その中でも田舎の区域なので、秋空の美しさは負けていません。
もっとも、光太郎の言いたかったのは、単なる空の美しさだけでなく、トポスとしての東北、ということなのでしょう。「ほんとの空」を求めてやまなかった亡き智恵子の、「東京に空が無い」というモノローグがイメージされていたはずです。