昨日、6月24日(土)に都内で開催される演奏会等をご紹介しましたが、同日、愛知県でも。

歌とピアノとヴァイオリン ~そよ風にのせて vol.17~

期 日 : 2023年6月24日(土)
会 場 : 熱田文化小劇場 名古屋市熱田区神宮三丁目1番15号
時 間 : 14:00~
料 金 : <全自由席> 1,000円

出 演 : Sop. 加川文子 野瀬洋子 真野一技 山本みのり 兼子いのり
      Pf. 善利彩加 梶田奈津希 井上美帆 Vn. 加川由梨
曲 目 : 
【歌】朝岡真木子/組曲「智恵子抄」 高橋晴美/海よりも空よりも 小林秀雄/うつぎの花
   ヴェルディ/オペラ「ドン・カルロ」より エリザベッタのアリア“世の空しさを知る神”
   他
【ピアノ】ベートーヴェン/ピアノソナタ第31番 Op.110 第一楽章
     ドヴォルザーク/スラブ舞曲より(連弾)
【ヴァイオリン】ブラームス/ヴァイオリンソナタ第1番ト長調『雨の歌』作品78より第一楽章

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朝岡真木子氏作曲の独唱歌曲、組曲「智恵子抄」がプログラムに入っています。

昨年、清水邦子氏の歌唱で全曲、それから同じく清水氏によって何度か抜粋でも演奏され(今年4月2日(日)の第67回連翹の集いでも)、さらに清水氏によってCD化(当方、ライナーノートを書かせていただきました)もされた作品です。

調べてみましたところ、今回同様、名古屋で一昨年に開催された「日本歌曲コンサート~朝岡真木子の歌曲を中心として~」でも抜粋での演奏がありまして、出演者の方がその際と一部かぶっています。おそらく同じ方が歌われるのでは、と思われます。フライヤーを見た限りでは、全曲なのか抜粋なのか明記されていませんが、特に「より」「から」などの但し書きがないので全曲でしょうか。まぁ、全曲でも30分弱なので。

今後とも全国の演奏会でどんどん取り上げていただきたいところです。

さて、お近くの方(遠くの方もですが)、ぜひ足をお運び下さい。

【折々のことば・光太郎】

今日はわざわざ来て下さつたのに、昨夜徹宵したのと、今夜の夜警勤務の支度とのため、丁度寝たところで、とてもねむくてねむくて起きられなかったので、知りながら其のまま睡つてしまひ、失敬しました。


大正13年(1924)2月22日 龍田秀吉宛書簡より 光太郎42歳

夜警勤務」、おそらく前年9月の関東大震災に関わると思われます。同じ書簡の末尾には「今夜は此から明朝まで夜警小屋に出るのです」とあります。