対面式およびオンラインでの講座です。
期 日 : 2023年6月17日(土)
会 場 : 三鷹古典サロン裕泉堂 東京都武蔵野市御殿山2丁目21−9
オンライン会議アプリzoomによるリモート参加
オンライン会議アプリzoomによるリモート参加
時 間 : 10:30~12:30
料 金 : 800円
「いつかは読んでみたかったあの本に挑戦してみよう!」という趣旨の読書会の29回目です(単発参加も可)。年度当初の3か月は詩歌を読む三ヶ月です(4月山頭火、5月啄木『一握の砂』、6月光太郎『智恵子抄』)。続けて参加するもよし、興味のある回だけで出るもよし、一緒に楽しんで行けたら嬉しいです。
この6月に取り上げるのは、高村光太郎が夭折の妻をうたった『智恵子抄』です。印象に残った作品に目印などを付けてきていただき、感想などをシェアし合い、読みを広げたり深めたりできればと思います。
※どの版でも構いません。
(例)・智恵子抄 (新潮文庫) ・高村光太郎詩集 (岩波文庫) など
※青空文庫(WEB・無料)で読むことも可能です。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001168/files/46669_25695.html
正しく読む、深く読む、といったことは考えなくとも構いません。お一人お一人がそれぞれのやり方で、その本と出合う経験を大切にしたいと思います。「読書会がある!」となると、「〆切効果」が生じますので、この読書会が、前々から憧れていた本を実際に読んでみよう、という機会となれば幸いです。
当日のファシリテーターは、国語講師で『10分読書』(集英社)著者の吉田裕子(よしだゆうこ)です。
ご参加いただくにあたっての条件(偉そうでスミマセン……)は以下の通り。
①参加条件を整えられること
(特にオンライン参加の場合、zoomでの参加が技術的に可能であること。
(ハンドルネーム等での参加可、発言参加は必須、顔出しはできれば))
②当日までにその本を読み終えること
(どの出版社の、どの版で読んでいただいても構いません。電子書籍や青空文庫でも可)
③3つの質問に答えを用意すること
です。
ぜひご参加お待ちしております。
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ご参加の皆様に3つの質問(当日の話のネタに使います)
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①参加したきっかけ、この本を読んでみようと思ったきっかけは?
②印象に残った部分は?
③よく分からなかった部分は?
講師の吉田裕子氏、平成25年(2013)にも「”大人向け古典講座” 朗読 耳から味わう日本文学の傑作」という講座で智恵子抄を扱って下さっています。多謝。
以前も書きましたが、会場での対面式、ZOOMによるオンライン、双方が用意されるというのは、元はコロナ禍によって広まったといえる慣習ですが、今後、さらに拡大していってほしいものですね。
【折々のことば・光太郎】
ゴツホの写真を長らく拝借して居てすみません。あまり立派な写真だつたのでとうと印刷所へ廻しかねてしまひました。「回想のゴツホ」が出来ました故別封で一冊お贈りいたしました。
『回想のゴツホ』は、叢文閣から出版された光太郎の訳書。原著はフィンセントの妹、エリザベット・ゴッホによるフィンセントの評伝です。
当方手持ちのものはカバー欠の裸本(左下)。この書籍、カバー付きで市場に出ることがめったにありません。カバーは光太郎自身の装幀、題字です(右下)。
同書にはゴッホ油絵の図版はたくさん載っていますが、確かにゴッホ肖像写真はありません。光太郎、やっちゃった感がありますね(笑)。「やっちゃった」といえば、光太郎、癖なのか何なのか、この書簡でもそうですが「とうとう」と書くべきところを「とうと」とする例が複数見受けられます。
講師の吉田裕子氏、平成25年(2013)にも「”大人向け古典講座” 朗読 耳から味わう日本文学の傑作」という講座で智恵子抄を扱って下さっています。多謝。
以前も書きましたが、会場での対面式、ZOOMによるオンライン、双方が用意されるというのは、元はコロナ禍によって広まったといえる慣習ですが、今後、さらに拡大していってほしいものですね。
【折々のことば・光太郎】
ゴツホの写真を長らく拝借して居てすみません。あまり立派な写真だつたのでとうと印刷所へ廻しかねてしまひました。「回想のゴツホ」が出来ました故別封で一冊お贈りいたしました。
大正10年(1921)中川一政宛書簡より 光太郎39歳
『回想のゴツホ』は、叢文閣から出版された光太郎の訳書。原著はフィンセントの妹、エリザベット・ゴッホによるフィンセントの評伝です。
当方手持ちのものはカバー欠の裸本(左下)。この書籍、カバー付きで市場に出ることがめったにありません。カバーは光太郎自身の装幀、題字です(右下)。
同書にはゴッホ油絵の図版はたくさん載っていますが、確かにゴッホ肖像写真はありません。光太郎、やっちゃった感がありますね(笑)。「やっちゃった」といえば、光太郎、癖なのか何なのか、この書簡でもそうですが「とうとう」と書くべきところを「とうと」とする例が複数見受けられます。