演奏会情報です。2月に横浜と広島で公演をなさった「藤木大地&みなとみらいクインテット」の皆さんが、新潟と奈良で。
まずは新潟。
まずは新潟。
期 日 : 2023年5月3日(水・祝)
会 場 : りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 新潟市中央区一番堀通町3-2
時 間 : 14:00~
料 金 : S : 4,500円 A : 3,500円
日本が世界に誇る国際的カウンターテナーの藤木大地と5人の名手による珠玉の室内楽コンサート 唯一無二の歌声を持つカウンターテナーの藤木大地が名手5人と共に創り上げる極上の時間
りゅーとぴあには2018年「りゅーとぴあ・オルガン・リサイタルシリーズNo.25」のゲスト出演以来の登場となる藤木大地。完璧にコントロールされた柔らかな美声と表現力に魅了された方も多くいらっしゃることでしょう。今回は往古来今、その歌声の魅力を余すことなく味わえる贅沢なプログラム。各界で活躍中の個性あふれる名ソリストたちが放つ輝かしい音色と、丁々発止のやり取りが楽しめる特別なアンサンブルは必聴必見です。この企画は、「横浜みなとみらいホール プロデューサー 2021-23」に就任した藤木大地が提唱する横浜市と地域の文化施設ネットワーク化プロジェクトの第一弾として開催します(他、神奈川県横浜市・横須賀市、奈良県大和高田市、広島県三原市、福岡県福岡市で実施)。
プログラム
ピアノ五重奏曲より 第3楽章(ショスタコーヴィチ)
お客を招くのが好き(J.シュトラウス2世)
アヴェ・マリア(マスカーニ)
ヴォカリーズ(ラフマニノフ)
魔王(シューベルト)
私はこの世に忘れられた(マーラー)
鎮められたあこがれ(ブラームス)
ピアノ五重奏曲より 第4楽章(シューマン)
静かな真昼(ヴォーン=ウィリアムズ)
ネッラ・ファンタジア(モリコーネ)
ヤンキー・ドゥードゥル(ヴュータン)
レモン哀歌(加藤昌則)
鴎(木下牧子)
瑠璃色の地球(平井夏美)
いのちの歌(村松崇継)
出演
藤木大地(カウンターテナー) 成田達輝(ヴァイオリン) 山根一仁(ヴァイオリン)
川本嘉子(ヴィオラ) 遠藤真理(チェロ) 松本和将(ピアノ)
続いて、奈良。
それぞれお近くの方、ぜひどうぞ。
【折々のことば・光太郎】
帰つて来ました。葉書も見ました。山では少しは画いた。まだ荷をといたばかり、東京の様子更にわからず。会ひたいと思つて居るから二三日うちに行くかも知れない。山の画でみてもらひたいのもある。 いろんな話すことがどつさりある様だ。
「山」は智恵子と過ごし、結婚の約束を果たした信州上高地。「いろんな話すことがどつさりある」のは「智恵子がらみでしょうか。
「少しは画いた」のは油絵。10月12日から神田三崎町のヴヰナス倶楽部で開催された生活社主催油絵展覧会に、上高地での油絵21点と彫刻1点、素描3点が出品されました。
油絵21点のうちの1枚の現存が確認できており、時折、光太郎展などに出ます。この1枚のみ、葉舟が入手し、現在は某美術館に寄託されているはずです。
他は生活社展のパンフレットにモノクロの画像が載っているものが2点、それ以外はどんなものか不明ですし、現存が確認できていません。何処かからひょっこり出てこないかな、と思っているのですが……。
生活社は、前年に結成されたフユウザン会が早くも方針の相違から分裂し、光太郎、岸田劉生、木村荘八、岡本帰一の四人で興したグループです。
続いて、奈良。
期 日 : 2023年5月21日(日)
会 場 : 大和高田さざんかホール 奈良県大和高田市本郷町6-36
時 間 : 15:00~
料 金 : 一般3,000円 高校生以下500円(当日各500円増)
初夏の大和路に響く 奇跡の歌声と心に染み入る極上のハーモニー
新潟公演と奈良公演で、プログラムがだいぶ異なっていますが、双方に加藤昌則氏作曲の「レモン哀歌」が入っています。光太郎詩句を反映し、切なくも爽やかな印象の曲です。また奈良公演では加藤氏がピアノ担当です。初夏の大和路に響く 奇跡の歌声と心に染み入る極上のハーモニー
唯一無二の歌声を持つカウンター藤木大地が、今望みうる最高のクインテットと共に再びさざんかホールに登場! この企画は、「横浜みなとみらいホール プロデューサー 2021-2023」を務める藤木大地が提唱する横浜市と地域の文化施設ネットワーク化プロジェクトとして開催します(当館他、神奈川県横浜市・横須賀市、新潟市、広島県三原市、福岡市で実施)。
プログラム
ピアノ五重奏曲 第3楽章 / ブラームス
ピアノ五重奏曲 第3楽章 / ブラームス
アデライーデ / ベートーヴェン
魔王 / シューベルト
リディア / フォーレ
愛の讃歌 / モノ―
静かな真昼 / ヴォーン=ウィリアムズ
遠く、遠く、お互いから / ブリッジ
ピアノ五重奏曲 第4楽章 / ショスタコーヴィチ
I Dreamed a Dream / レ・ミゼラブル
サンクタ・マリア / 加藤昌則
アメリカの思い出 「ヤンキー・ドゥードゥル」Op.17 / ヴュータン
レモン哀歌 / 加藤昌則
鷗 / 木下牧子
いのちの歌 / 村松崇継
満ち足れる安らい、うれしき魂の悦びよ / バッハ
出演
藤木大地(カウンターテナー) 成田達輝(ヴァイオリン) 周防亮介(ヴァイオリン)
川本嘉子(ヴィオラ) 上村文乃(チェロ) 加藤昌則(ピアノ)
それぞれお近くの方、ぜひどうぞ。
【折々のことば・光太郎】
帰つて来ました。葉書も見ました。山では少しは画いた。まだ荷をといたばかり、東京の様子更にわからず。会ひたいと思つて居るから二三日うちに行くかも知れない。山の画でみてもらひたいのもある。 いろんな話すことがどつさりある様だ。
大正2年(1913)10月(推定) 水野葉舟宛書簡より 光太郎31歳
「山」は智恵子と過ごし、結婚の約束を果たした信州上高地。「いろんな話すことがどつさりある」のは「智恵子がらみでしょうか。
「少しは画いた」のは油絵。10月12日から神田三崎町のヴヰナス倶楽部で開催された生活社主催油絵展覧会に、上高地での油絵21点と彫刻1点、素描3点が出品されました。
油絵21点のうちの1枚の現存が確認できており、時折、光太郎展などに出ます。この1枚のみ、葉舟が入手し、現在は某美術館に寄託されているはずです。
他は生活社展のパンフレットにモノクロの画像が載っているものが2点、それ以外はどんなものか不明ですし、現存が確認できていません。何処かからひょっこり出てこないかな、と思っているのですが……。
生活社は、前年に結成されたフユウザン会が早くも方針の相違から分裂し、光太郎、岸田劉生、木村荘八、岡本帰一の四人で興したグループです。