テレビ放映情報です。

アートフルワールド 〜たぶん、すばらしき芸術の世界〜 #48いま会いに行ける銅像 後編

BSフジ 2023年4月29日(土) 13:30~13:55

街を歩いていると、ふと出会い、注目をして歩くと実にさまざまな場所にいる「銅像」。身近にあるけど、よく知らない、知るほどに謎が深まる「銅像」の世界を紐解いていく。

先週に引き続き、アートの冒険に出かけるのは女優の坂東希。長年、銅像を研究しているスペシャリストと共に、東京都内の銅像を巡る。

今回は、現在増え続けている「キャラクター像」や「偉人像」、そして銅像の作り方なども取り上げる。さらに、現役の芸大生に“見ると楽しい東京の銅像”も教えていただく。

出演者:坂東希  ナレーション:松本穂香

4月15日(土)、「前編」のオンエアがあり、拝見しました。
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番組説明欄の「長年、銅像を研究しているスペシャリスト」は平瀬礼太氏。ご著書を何冊か拝読したことのある方でした。
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光太郎の父・光雲が主任となって、東京美術学校として請け負った、皇居前広場の楠木正成像が、長めの尺で取り上げられました。
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さらに、同じく光雲主任、美校総出での制作になる上野の西郷隆盛像もちらっと。
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番組後半では、ロダン。日本に於けるロダン受容の歴史等について、国立西洋美術館研究員・山枡あおい氏のレクチャーの中に、光太郎の名も。
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さて、4月29日(土)は「後編」。「現在増え続けている「キャラクター像」や「偉人像」、そして銅像の作り方など」にスポットを当てるそうで、今回は光雲や光太郎にはあまり関わらないかも知れませんが、一応、ご紹介しておきます。

ちなみに予告編動画には、「前編」で取り上げられなかった、志村けんさんの銅像などがちらっと写りました。
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銅像の作り方」には非常に興味があります。動画で見られる機会は滅多にないような気がしますので。

ぜひご覧下さい。

【折々のことば・光太郎】真山孝治宛て書簡

上高地名産

大正2年(1913)8~9月(推定)
真山孝治宛書簡より 光太郎31歳

この年8月上旬、光太郎は信州白骨温泉を経て、上高地に着きました。

偶然と思われますが、歌人の窪田空穂、画家の茨木猪之吉、歌人・編集者の谷江風、画家の真山孝治らと同宿でした。また、日本近代登山の父、ウォルター・ウェストン夫妻、伝説のシェルパ上條嘉門次も。

そして9月には智恵子も光太郎を追ってやって来ます。二人は10月まで滞在、ここで婚約を果たしました。

書簡は真山に宛てたもので、窪田と谷との連名です。

窪田が下山するのと同時に智恵子が入山し、驚いた窪田が『東京日日新聞』に「美くしい山上の恋―洋画家連口アングリ―」というゴシップ記事を投稿しました。