智恵子の故郷・福島県二本松市の『広報にほんまつ』、今月号から。

このところ、毎年4月号は「安達太良の ほんとの空に さくら舞う」の見出しで市内の桜を特集しています。「ほんとの空に さくら舞う」は、令和元年(2019)に同市で開催された「2019全国さくらシンポジウム」のキャッチフレーズでした。
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智恵子生家/智恵子記念館も行程に入っている臨時の市内循環バス「春さがし号」(明後日から運行)の案内なども。

時刻表等は以下の通りです。
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新幹線等で訪れられる方は、これを使うのも一つの手ですね。

もう1件、日本税理士会連合会さんの監修、株式会社ぎょうせいさんの発行になる『月刊税理』の今月号。中央大学法科大学院教授の酒井克彦氏の連載「酒井教授の百名山おぢ散歩」(見開き2ページのコラム的な)が「第12回 安達太良山」で、光太郎智恵子に触れて下さっています。多謝。
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010ぎょうせいさんの公式サイト、Amazonさん等で、今月号のみ購入可能です。ただ、この後引用されている『智恵子抄』中の詩の制作背景等、ちょっと勘違いされているのですが……。

また後ほど詳しくご紹介いたしますが、二本松では今月末から恒例の「高村智恵子生誕祭」として、通常非公開となっている智恵子生家の2階部分の限定公開や、智恵子記念館では智恵子紙絵実物の展示もありますし、来月には安達太良山の山開き、さらに地元で智恵子顕彰をなさっている「智恵子のまち夢くらぶ」さん主催のイベント等も計画されています。

まずは桜。もう関東では終わってしまっている感がありますが、東北はこれから盛りなのでしょう。ぜひ足をお運びください。

【折々のことば・光太郎】

来月末には僕の城郭も略ぼ竣工するだらう。


明治45年(1912)4月(推定) 水野葉舟宛書簡より 光太郎30歳

僕の城郭」は、駒込林町25番地の、住居兼アトリエ。光太郎自身が設計しました。安藤仁隆氏により、その詳細な図面等が復元され、イギリス風の建築であったことなど、かなり詳細な部分が解明されています。
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