大阪から演奏会情報です。

Raffiné 春の音楽祭 in Osaka~心に響く名曲の調べ~

期 日 : 2023年4月5日(水)
会 場 : 豊中市立文化芸術センター小ホール 大阪府豊中市曽根東町3-7-2
時 間 : 18:30開演
料 金 : 全席自由 2,800円

出演/曲目 :
 八幡 達<ヴァイオリン> ピアノ:林 典子
  C.サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲 第3番 ロ短調 作品61 より 第1楽章
  F.クライスラー:プレリュードとアレグロ
 永井樹奈<フルート> ピアノ:仲本和香奈
  尾高尚忠:フルート協奏曲 より 第2、第3楽章
 宮口 愛<ピアノ>
  F.リスト:メフィスト・ワルツ 第1番「村の居酒屋での踊り」S.514
 中尾千聡<ピアノ>
  F.ショパン:ノクターン第2番  平井康三郎:幻想曲「さくらさくら」
 板谷優希奈<ピアノ>
  マルグリット・モノー:愛の讃歌  F.リスト:愛の夢 第3番
  ピアノDuo ~Largo~ (中村明日香 & 山田華子)
  W.A.モーツァルト:オペラ「フィガロの結婚」序曲
  W.A.モーツァルト:恋とはどんなものかしら
 宇田津典子<ピアノ>
  F.ショパン:スケルツォ 第2番 変ロ短調 op.31
  R.シューマン – F.リスト:『リートによる15のピアノ小品集』より “献呈” op.25-1
 北野由紀子<ピアノ>
  北野由紀子:咲来羅(さくら)
 宮尾壽里子<朗読> ピアノ:Yoshi
  高村光太郎(翻案・構成/宮尾壽里子)「智恵子抄より~光太郎 智恵子へのオマージュ」
  挿入曲/
カッチーニ「アベ・マリア」
 岩井奈美<メゾ・ソプラノ> ピアノ:尾崎克典
  中田喜直:ひなの日は たんぽぽ  G.ロッシーニ:もしも粉屋の娘をお望みなら
  G.ロッシーニ:オペラ「セビリアの理髪師」より “今の歌声は”
  P.チマ-ラ:郷愁 海の歌  O.レスピーギ:バッラ-タ 最後の陶酔
  R.レオンカヴァッロ:朝の歌  S.カルディッロ:つれない心(カタリ・カタリ)
  R.レオンカヴァッロ:朝の歌(マッティナータ)
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詩人で朗読もなさっている宮尾壽里子氏による「智恵子抄より~光太郎 智恵子へのオマージュ」がプログラムに入っています。哀愁漂う伝・カッチーニのアヴェ・マリアをピアノで弾かれるのは息子さんですね。

宮尾氏はかなり以前から「智恵子抄」系の朗読等に取り組まれており、最近ですと、昨年4月に都内荒川区の日暮里サニーホールさんで開催された「My Favorite Story ~美しき詩の世界~」が入っていて拝聴にうかがいましたし、12月に都内早稲田奉仕園さんで行われた「日本詩人クラブ2022年12月例会」では、詩人の方々が光太郎智恵子等に扮し、朗読ドラマとして上演されました。

宮尾氏、明日の第67回連翹忌にもご参加下さり、その後すぐに大阪での公演と、お忙しいスケジュールのようです。

お近くの方(遠くの方も)、ぜひどうぞ。

【折々のことば・光太郎】

いい秋になりましたね。写生が出来ますか。マロニエーの並木が目先にちらつく。

明治44年(1911)11月5日 津田青楓宛書簡より 光太郎29歳

津田青楓は留学仲間の画家。したがって、「マロニエーの並木」はパリでしょう。

翌月には、やはり留学仲間だった画家の柳敬助と、その夫人で日本女子大学校での智恵子の先輩・八重のとりなしにより、光太郎智恵子が運命の出会いを果たします。