詩人の若松英輔氏が講師を務められる、zoomによるオンライン講座です。

若松ゼミ◆詩とは「気」を描こうとする試みである――『高村光太郎詩集』

 高村光太郎は、彫刻家であり、同時に詩人でもありました。彼は、自分の根本感覚は「触覚」であると述べています。この世界の手ざわり、言葉の手ざわり、さらには関係の手ざわりをどのように言葉にし得るか。この特異の詩人から学んでみたいと思います。
 光太郎の詩は、真似すれば誤るという独創的なものです。しかし、その底を流れているものは、これから本格的に詩を書こうとする者に豊かな学びになると思います。 (講師:若松英輔)
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【最低催行人数】10名
【時間数】1時間40分(内休憩10分)
【受講料】4,400円(税込)
【書くワーク】あり(+1,650円)・なしが選べます
【テキスト】『高村光太郎詩集』(岩波文庫)
【申込み期限】講座の前営業日9:00まで(コンビニ決済の方は、期限までにお支払いまでお済ませ下さい)
※「読むと書く」会員様のみご参加頂けます。 会員証をお持ちでない方は、事前にアンケート・課題などがございますので、4営業日前までに初めての方はこちらよりお申し込み下さい。

【日程】
■第1回 2023年2月28日(火)19:20-21:00 ☆あとから聴ける復習用音声付!
■第2回 2023年3月28日(火)19:20-21:00
■第3回(最終回) 2023年4月18日(火)19:20-21:00

☆あとから聴ける復習用音声付!の講座は、終了後、講座録音音声をお送りします。復習やご都合があわなくなった際にも安心です。(講座後一週間以内に配信、配信より二週間聴けます。録音状況により聞きづらい箇所がある場合や配信ができなくなる場合もございます。あらかじめご了承下さい。)

<<音声講座もあります!>>
ご都合があわない方は、1ヶ月間お聴きいただける後日配信の音声講座をご利用下さい。→こちら

同講座、昨年は「言葉のかたち、かたちであるコトバ――高村光太郎訳『ロダンの言葉抄』を読む。」がありましたし、若松氏、これまでもラジオ講座で光太郎を取り上げて下さったり、複数のご著書で光太郎に触れて下さったりしています。

今回の講座には、各回とも「書くワーク(課題)付き」「書くワークなし」があるそうですし、アーカイヴ配信もあるようです。

ご興味のおありの方、ぜひどうぞ。

【折々のことば・光太郎】

急に思ひ立つて今夜「アルプス」の方へ行つて来る。金の都合で事によつたら伊太利へ廻るかも知れない。廻らないかも知れない。廻らなくはないかも知れない。廻らなくはなくはないかも知れない。


明治42年(1909)3月19日 畑正吉宛書簡より 光太郎27歳

結局、スイス経由でイタリアに入り、ヴェネツィア、パドヴァ、フィレンツェ、ローマ、ナポリなどを約1ヶ月かけて廻りました。