2022年も残りあと僅かとなりました。もうすぐ2023年、兎年となります。

 そこで、展覧会情報等のサイト「インターネットミュージアム」さんのイベント。

ミュージアム干支コレクション アワード 2023 兎

2023年は卯年。インターネットミュージアムでは「兎」が入っている館蔵品をサイトでご紹介するとともに、好きな1点にネットで投票していただく「ミュージアム 干支コレクション アワード」を実施します。

投票期間 12月13日(火) 15:00 ~ 2023年1月26日(水) 15:00

お一人様、一日一票のみ投票可能です。複数回の投票は行えません。詳しくは、「ミュージアム 干支コレクション アワード 投票について」をご覧ください。
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エントリー (全 70 点)
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全国の美術館さん所蔵の「兎」の名品がエントリー、投票が行われています。

竹橋の国立近代美術館さん所蔵の光太郎木彫「兎」(明治32年=1899頃)も参戦。一館一点のエントリーだそうでして、膨大な所蔵品を誇るMOMATさんではこれを選んで下さったというわけで、ありがたいことです。
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東京美術学校在学中、数えで17歳の作品です。とても10代の少年の作とは思えませんね。まぁ、父・光雲なりその高弟なりの作った手本があって、それを模刻したものかもしれませんが。

投票の途中経過も公開中。それを見ると光太郎の兎、苦戦中のようです。ぜひ皆様の清き一票を(笑)。

【折々のことば・光太郎】

智恵子の命日、 くもり、晴、暑、 平熱、


昭和30年(1955)10月5日の日記より 光太郎73歳

昭和13年(1938)に歿した智恵子の忌日。光太郎生前最後となりました。戦後すぐの花巻郊外旧太田村蟄居時代は、ほぼ毎年、花巻町に出て、松庵寺さんで父・光雲、母・わかのそれと併せて法要を営んでもらっていましたが、もはやほぼ臥床していたこの年は、特別に何も行えませんでした。