もうそういう時期か、という感じですが、今年1年を振り返ります。今日は1~3月です。最初にお断りしておきますが、主な事項のみの紹介とさせていただきます。
と、その前に、昨年のこの項で漏れていた、昨年12月の件を少し。
と、その前に、昨年のこの項で漏れていた、昨年12月の件を少し。
2021年12月15日(水)
西川清史氏著『文豪と印影』が左右社さんから刊行されました。昭和15年(1940)、詩人の宮崎丈二を通じて依頼した、中国の斉白石制作の印が紹介されています。
2021年12月20日(月)
1月24日(月)
集英社さんから武田綾乃氏原作、むっしゅ氏作画のコミック『花は咲く、修羅の如く』第1巻が発行されました。朗読を愛する少女を主人公とした漫画で、光太郎詩「道程」が取り上げられました。
1月25日(火)
地上波NHK Eテレさんで「びじゅチューン! 老猿は主役じゃなくても」が放映されました。アニメーション、歌、解説は井上涼氏でした。
2月2日(水)~3月21日(月)
大阪市の大阪中之島美術館さんで開館記念の「Hello! Super Collection 超コレクション展 ―99のものがたり―」展が開かれ、光雲作の木彫「砥草刈(とくさがり)」(大正3年=1914)が出品されました。
2月3日(木)~2月9日(水)
新宿区の日本写真会館さんで「髙村達写真展 髙村光雲の仕事」が開催されました。
2月5日(土)
亜紀書房さんから若松英輔氏著『詩集 美しいとき』が刊行されました。「あとがき」で光太郎に触れられていました。
2月23日(水)~5月15日(日)
岩手県花巻市の高村光太郎記念館さんで、「第二弾・高村光太郎の父・光雲の鈿女命(うずめのみこと) 受け継がれた「形」」展が開催され、光雲木彫「鈿女命」、光雲原型制作の鋳銅仏「准胝(じゅんてい)観音像」などが展示されました。
2月23日(水)
フェリシモミュージアム部さんから「日本近現代文学の世界に浸る 文学作品イメージティー」が発売されました。「高村光太郎著『智恵子抄』× 天のものなるレモンの紅茶」がラインナップに入っていました。
2月24日(木)
横浜市栄区民文化センター リリスホールさんにおいて、「午後の音楽会 第136回プレミアムコンサート 宮本益光×加藤昌則 デュオリサイタル」が開催されました。宮本益光氏の歌唱で、加藤昌則氏作曲「レモン哀歌」がプログラムに入っていました。
3月1日(火)
学研プラスさんから芳賀靖彦氏編『マンガ 教科書に出てくる美術・建築物語 ② 日本の美術 下』が刊行されました。雛川まつり氏作画「高村光雲「老猿」」が含まれていました。
3月1日(火)~3月6日(日)
中央区の東京銀座画廊・美術館さんで「古稀 北野攝山書展」が開催され、光太郎詩「牛」を書かれた作品が出品されました。
3月2日(水)
NHK仙台放送局さん制作のローカルラジオ番組「ゴジだっちゃ!」で、道の駅はなまき西南(愛称・賢治と光太郎の郷)さんで、毎月15日に限定販売中の豪華弁当「光太郎ランチ」が取り上げられました。
3月5日(土)~5月29日(日)
京都市の清水三年坂美術館さんで「明治・大正時代の木彫」展が開催され、光雲木彫14点が展示されました。
3月11日(金)~3月30日(水)
台東区の上野の森美術館さんで現代アートの「VOCA展2022 現代美術の展望─新しい平面の作家たち─」展が開催され、谷澤紗和子氏作の智恵子作品(紙絵、雑誌『青鞜』表紙絵)からのインスパイア「はいけい ちえこ さま」が出品されました。
3月13日(日)
中央区の王子ホールさんで「朝岡真木子 歌曲コンサート 第5回」が開催され、朝岡真木子氏作曲の独唱歌曲「組曲〈智恵子抄〉」から「人に」が演奏されました。歌唱は清水邦子氏でした。
3月19日(土)~4月9日(土)
大阪市のstudio Jさんで、現代アート作家・谷澤紗和子氏の個展「Emotionally Sweet Mood - 情緒本位な甘い気分 -」が開催され、智恵子作品(紙絵、雑誌『青鞜』表紙絵)からのインスパイア作品が多数展示されました。
書肆九十九合同会社さんより小田原のどか氏著『近代を彫刻/超克するー雪国青森編』が刊行されました。昨年12月から今年1月にかけて(本来2月まででしたが、コロナ禍のため会期短縮)、青森市の青森公立大学国際芸術センター青森 [ACAC]さんで開催された彫刻家・小田原のどか氏の個展「近代を彫刻/超克するー雪国青森編@ 国際芸術センター青森」図録です。光太郎作「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像 昭和28年=1928)」を大きく取り上げています。
西川清史氏著『文豪と印影』が左右社さんから刊行されました。昭和15年(1940)、詩人の宮崎丈二を通じて依頼した、中国の斉白石制作の印が紹介されています。
2021年12月20日(月)
あすなろ書房さんから宮川健郎氏編『日本の文学者36人の肖像(上)』が刊行されました。「高村光太郎 近代詩の父」という項を含みます。
さて、ここから2022年。
さて、ここから2022年。
1月4日(火)~1月23日(日)
「特別展 和歌山と皇室―宮内庁三の丸尚蔵館名品展―」が和歌山県立博物館さんで開催され、後期展示で光太郎の父・光雲の木彫「猿置物」(別名「猿・三番叟」 大正12年=1923)が出品されました。
1月10日(月・祝)
東京芸術劇場さんで慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団さんの第146回定期演奏会が行われ、新実徳英氏作曲 『愛のうた ― 光太郎・智恵子 ―男声合唱とフルート、クラリネット、弦楽オーケストラのために』の委嘱初演がありました。指揮は佐藤正浩氏、管弦楽はザ・オペラ・バンドさんでした。
1月15日(土)
同曲の楽譜『愛のうた―光太郎・智恵子―男声合唱とフルート、クラリネット、弦楽オーケストラのために[ピアノ・リダクション(四手連弾)版]』が、全音楽譜出版社さんから刊行されました。
1月15日(土)
同曲の楽譜『愛のうた―光太郎・智恵子―男声合唱とフルート、クラリネット、弦楽オーケストラのために[ピアノ・リダクション(四手連弾)版]』が、全音楽譜出版社さんから刊行されました。
1月15日(土)~3月13日(日)
致知出版社さんから齋藤孝氏著『齋藤孝の小学国語教科書 全学年・決定版』が刊行されました。光太郎詩「道程」、「レモン哀歌」が収められました。1月21日(金)
「第2回 JILA朗読芸術祭」が墨田区のすみだトリフォニーホールさんで開催されました。朗読「智恵子抄 より」がプログラムに入れられ、小林己恵子氏、鈴木裕美氏の朗読が披露されました。
「第2回 JILA朗読芸術祭」が墨田区のすみだトリフォニーホールさんで開催されました。朗読「智恵子抄 より」がプログラムに入れられ、小林己恵子氏、鈴木裕美氏の朗読が披露されました。
1月24日(月)
集英社さんから武田綾乃氏原作、むっしゅ氏作画のコミック『花は咲く、修羅の如く』第1巻が発行されました。朗読を愛する少女を主人公とした漫画で、光太郎詩「道程」が取り上げられました。
1月25日(火)
地上波NHK Eテレさんで「びじゅチューン! 老猿は主役じゃなくても」が放映されました。アニメーション、歌、解説は井上涼氏でした。
2月2日(水)~3月21日(月)
大阪市の大阪中之島美術館さんで開館記念の「Hello! Super Collection 超コレクション展 ―99のものがたり―」展が開かれ、光雲作の木彫「砥草刈(とくさがり)」(大正3年=1914)が出品されました。
2月3日(木)~2月9日(水)
新宿区の日本写真会館さんで「髙村達写真展 髙村光雲の仕事」が開催されました。
2月5日(土)
亜紀書房さんから若松英輔氏著『詩集 美しいとき』が刊行されました。「あとがき」で光太郎に触れられていました。
2月23日(水)~5月15日(日)
岩手県花巻市の高村光太郎記念館さんで、「第二弾・高村光太郎の父・光雲の鈿女命(うずめのみこと) 受け継がれた「形」」展が開催され、光雲木彫「鈿女命」、光雲原型制作の鋳銅仏「准胝(じゅんてい)観音像」などが展示されました。
2月23日(水)
フェリシモミュージアム部さんから「日本近現代文学の世界に浸る 文学作品イメージティー」が発売されました。「高村光太郎著『智恵子抄』× 天のものなるレモンの紅茶」がラインナップに入っていました。
2月24日(木)
横浜市栄区民文化センター リリスホールさんにおいて、「午後の音楽会 第136回プレミアムコンサート 宮本益光×加藤昌則 デュオリサイタル」が開催されました。宮本益光氏の歌唱で、加藤昌則氏作曲「レモン哀歌」がプログラムに入っていました。
3月1日(火)
学研プラスさんから芳賀靖彦氏編『マンガ 教科書に出てくる美術・建築物語 ② 日本の美術 下』が刊行されました。雛川まつり氏作画「高村光雲「老猿」」が含まれていました。
3月1日(火)~3月6日(日)
中央区の東京銀座画廊・美術館さんで「古稀 北野攝山書展」が開催され、光太郎詩「牛」を書かれた作品が出品されました。
3月2日(水)
NHK仙台放送局さん制作のローカルラジオ番組「ゴジだっちゃ!」で、道の駅はなまき西南(愛称・賢治と光太郎の郷)さんで、毎月15日に限定販売中の豪華弁当「光太郎ランチ」が取り上げられました。
3月5日(土)~5月29日(日)
京都市の清水三年坂美術館さんで「明治・大正時代の木彫」展が開催され、光雲木彫14点が展示されました。
3月11日(金)~3月30日(水)
台東区の上野の森美術館さんで現代アートの「VOCA展2022 現代美術の展望─新しい平面の作家たち─」展が開催され、谷澤紗和子氏作の智恵子作品(紙絵、雑誌『青鞜』表紙絵)からのインスパイア「はいけい ちえこ さま」が出品されました。
3月13日(日)
中央区の王子ホールさんで「朝岡真木子 歌曲コンサート 第5回」が開催され、朝岡真木子氏作曲の独唱歌曲「組曲〈智恵子抄〉」から「人に」が演奏されました。歌唱は清水邦子氏でした。
3月19日(土)~4月9日(土)
大阪市のstudio Jさんで、現代アート作家・谷澤紗和子氏の個展「Emotionally Sweet Mood - 情緒本位な甘い気分 -」が開催され、智恵子作品(紙絵、雑誌『青鞜』表紙絵)からのインスパイア作品が多数展示されました。
3月20日(日)
日本近代文学館さんから『日本近代文学館年誌-資料探索』第17号が発行されました。吉田昌志氏による「尾崎紅葉と高村光太郎 ――その肖像制作をめぐって――」が掲載されました。
Octavia Records IncさんからCD「シンガーソングライター 加藤昌則歌曲集」がリリースされました。歌唱は宮本益光氏。加藤昌則氏作曲の「レモン哀歌」が収められました。
3月25日(金)~4月5日(日)
京都市の知恩院さんで「春のライトアップ2022」が行われ、光雲作の鋳銅聖観音像もライトアップされました。Octavia Records IncさんからCD「シンガーソングライター 加藤昌則歌曲集」がリリースされました。歌唱は宮本益光氏。加藤昌則氏作曲の「レモン哀歌」が収められました。
3月25日(金)~4月5日(日)
書肆九十九合同会社さんより小田原のどか氏著『近代を彫刻/超克するー雪国青森編』が刊行されました。昨年12月から今年1月にかけて(本来2月まででしたが、コロナ禍のため会期短縮)、青森市の青森公立大学国際芸術センター青森 [ACAC]さんで開催された彫刻家・小田原のどか氏の個展「近代を彫刻/超克するー雪国青森編@ 国際芸術センター青森」図録です。光太郎作「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像 昭和28年=1928)」を大きく取り上げています。
3月30日(水)
NHKラジオ第1さんの「マイあさ!」で、道の駅はなまき西南(愛称・賢治と光太郎の郷)さんで、毎月15日に限定販売中の豪華弁当「光太郎ランチ」が取り上げられました。
同日、オンライン会議アプリzoomを使用したリモート講座「若松ゼミ◆詩の教室 言葉のかたち、かたちであるコトバ――高村光太郎訳『ロダンの言葉抄』を読む」の第1回が配信されました。4月27日(水)、5月25日(水)と、全3回でした。
明日は4~6月を振り返ります。
【折々のことば・光太郎】
藤原嘉藤治氏くる、開拓十周年のこと「岩手川」とバタをもらふ、
藤原嘉藤治は、生前の宮沢賢治の親友で、光太郎ともども戦前の『宮沢賢治全集』出版にも携わりました。
戦後は郷里岩手に帰って岩手県開拓者連盟の仕事につき、昭和25年(1950)には、花巻郊外旧太田村に蟄居中だった光太郎に開拓5周年記念の詩「開拓に寄す」執筆を依頼、そして10周年となったこの年も記念の詩を依頼しました。光太郎はそれに応え「開拓十周年」という詩を執筆しています。
その辺りに関わる展示が、現在、花巻高村光太郎記念館さんで共同企画展「ぐるっと花巻再発見!~イーハトーブの先人たち~」の一環としての『高村光太郎の「開拓に寄す」』で取り上げられています。
NHKラジオ第1さんの「マイあさ!」で、道の駅はなまき西南(愛称・賢治と光太郎の郷)さんで、毎月15日に限定販売中の豪華弁当「光太郎ランチ」が取り上げられました。
同日、オンライン会議アプリzoomを使用したリモート講座「若松ゼミ◆詩の教室 言葉のかたち、かたちであるコトバ――高村光太郎訳『ロダンの言葉抄』を読む」の第1回が配信されました。4月27日(水)、5月25日(水)と、全3回でした。
明日は4~6月を振り返ります。
【折々のことば・光太郎】
藤原嘉藤治氏くる、開拓十周年のこと「岩手川」とバタをもらふ、
昭和30年(1955)9月24日の日記から 光太郎73歳
藤原嘉藤治は、生前の宮沢賢治の親友で、光太郎ともども戦前の『宮沢賢治全集』出版にも携わりました。
戦後は郷里岩手に帰って岩手県開拓者連盟の仕事につき、昭和25年(1950)には、花巻郊外旧太田村に蟄居中だった光太郎に開拓5周年記念の詩「開拓に寄す」執筆を依頼、そして10周年となったこの年も記念の詩を依頼しました。光太郎はそれに応え「開拓十周年」という詩を執筆しています。
その辺りに関わる展示が、現在、花巻高村光太郎記念館さんで共同企画展「ぐるっと花巻再発見!~イーハトーブの先人たち~」の一環としての『高村光太郎の「開拓に寄す」』で取り上げられています。