光太郎詩の朗読を含む演奏会情報です。
第35回アイメイトチャリティーコンサート
期 日 : 2019年5月25日(土)会 場 : サントリーホールブルーローズ(小ホール) 東京都港区赤坂1-13-1
時 間 : 開場12:30 開演13:00
料 金 : 5,000円 全席自由 収益は公益財団法人アイメイト協会へ寄付
プログラム
第1部
会長挨拶
ピアノ独奏 高橋雅枝(アイメイト)
ソプラノ独唱 大石亜矢子(アイメイト)
お話「アイメイトと共に」 アイメイト使用者
詩と音楽のマリアージュ 高村光太郎作「智恵子抄」より
朗読 : 一色采子 ピアノ : 田中健
朗読 : 一色采子 ピアノ : 田中健
第2部 オペラコンサート~オペラの名曲を集めて~
構成・演出 : 原純 ピアノ : 水谷真理子/田中健/渕上千里
語り : 一色采子 バイオリン独奏 : 松井利世子
モーツァルト「ドン・ジョバンニ」より ドニゼッティ「ルチア」より
サン・サーンス「サムソンとデリラ」より ヴェルディ「オテロ」より 他
ソプラノ:鎌田滋子、大石亜矢子、加賀山弥生 メゾソプラノ:仲野玲子
テノール:工藤和真 バリトン:大貫史朗、ヴィタリ・ユシュマノフ
テノール:工藤和真 バリトン:大貫史朗、ヴィタリ・ユシュマノフ
「アイメイト」は、いわゆる盲導犬ですが、公益財団法人アイメイト協会さんは、「盲導犬という呼び方では、「利口な犬が盲人を連れて歩いている」と受け取られがち」とのことで、「アイメイト」という呼称を使用しているそうです。
女優の一色采子さんによる「智恵子抄」抜粋の朗読がプログラムに入っています。「智恵子抄」系は、一昨年、二本松の智恵子の生家で朗読されています。何度かご紹介していますが、一色さんのお父様の故・大山忠作画伯は智恵子と同郷の二本松ご出身。智恵子をモチーフにした作品も複数遺されています。その遺作の数々が寄贈されて設立されたのが、二本松駅前の大山忠作美術館さん。一色さんが名誉館長です。
一色さん、アイメイト活動へのご協力も以前からされていたとのことで、このコンサートへのご出演も毎回のようになさっているようです。以前には現在の上皇后さま(当時は皇后陛下)もご臨席下さったということです。
ぜひ足をお運び下さい。
【折々のことば・光太郎】
そんなに食事にやかましい僕が、お酒を飲むのは感心できないが、まあ、一つぐらい悪いことをしなくちゃ……なんでも完全というのは危険である。
談話筆記「たべものの話」より 昭和27年(1952) 光太郎70歳
生涯最後の大作「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」制作のため再上京した直後のインタビューから。栄養を考え、基本的に自炊生活を続けた光太郎ですが、夜は当会の祖・草野心平の経営する居酒屋「火の車」などで杯をあけることもたびたびでした。