智恵子の故郷・福島二本松、智恵子生家のある旧安達町の道の駅「安達」智恵子の里さんでのイベントです。

みんなで愛のメッセージを書こう! 5月20日は、高村智恵子の誕生日です。

期   日 : 2019年5月18日(土)~5月31日(金)
会   場 : 道の駅「安達」智恵子の里下り線 銘産コーナー
             福島県二本松市米沢字下川原田105-2

レモンの木を、みんなのメッセージでいっぱいにしてたくさん実らせましょう!
参加のお客様にレモン飴をプレゼント☆ メッセージは、6月まで展示致します。みなさん、ぜひ参加して下さいねヽ(^。^)ノ

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道の駅「安達」智恵子の里さんは、全国的にも珍しい上下線に分かれている道の駅です。国道4号線の広い道路をはさんで、東京方面が上り線、仙台方面が下り線となっています。国道の下を通る立体交差があり、それぞれがつながってはいます。

で、上記は下り線側の「銘産コーナー」さんの新着情報としてサイトにアップされていました。同じ下り線側ですと、フードコート的なコーナーの一角には、光太郎智恵子の顔ハメがあったりもします。

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さらに、智恵子生家/智恵子記念館さんの割引チケットも販売中。通常大人410円のところが300円、小人200円は150円と、かなりの値引率です。こちらは上り線側の地域物産コーナーさん、和紙伝承館さんでの販売だそうです(5月末まで)。

また、智恵子がらみの新商品の開発や販売にも力を入れている様子。ぜひ足をお運び下さい。


【折々のことば・光太郎】

或日、実家の裏山の松林を散歩してそこの崖に腰をおろし、パノラマのやうな見晴らしをながめた。水田をへだてて酒造りである実家の酒倉の白い壁が見え、右に「嶽(だけ)」と通称せられる阿多多羅山(安達太良山)が見え、前方はるかに安達ヶ原を越えて阿武隈川がきらりと見えた。

散文「「樹下の二人」」より 昭和26年(1951) 光太郎69歳

雑誌『婦人公論』の第37巻第10号に載ったものの一節です。この号には「自選自解現代詩人代表作品集」と題し、光太郎以下佐藤春夫、室生犀星、草野心平らの作品17篇と、それぞれの詩を作者自身が解説した短い文章が載っています。

で、「あれが阿多多羅山、あの光るのが阿武隈川」のリフレインで有名な、大正12年(1923)作の「樹下の二人」に添えられた文章から引用しました。詩の制作は大正12年(1923)ですが、モチーフとなった光太郎の二本松(旧油井村)訪問は、大正9年(1920)のことでした。