お世話になっております明星研究会さん主催の公開講座的イベントです。
第13回与謝野寛・晶子を偲ぶ会 「明星」文学者、四季の食卓― 杢太郎・勇・晶子・光太郎
期 日 : 2019年3月23日(土)会 場 : 武蔵野商工会議所 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-10-7
時 間 : 13:30〜16:30
料 金 : 1,500円 (資料代を含みます/お支払いは当日にお願いいたします)
第1部:対談 杢太郎と勇「美食家(グールメ)と健啖家(グールマン)―美食への憧れ」
「グルメと言われるが―杢太郎は何を食べたか」
丸井重孝(歌人・伊東市立木下杢太郎記念館)
「極道に生れて河豚のうまさかな―グールマン・吉井勇」
細川光洋(静岡県立大学)
「グルメと言われるが―杢太郎は何を食べたか」
丸井重孝(歌人・伊東市立木下杢太郎記念館)
「極道に生れて河豚のうまさかな―グールマン・吉井勇」
細川光洋(静岡県立大学)
第2部:対談 晶子と光太郎「日仏の出会う食卓風景」
「苦しい中でも工夫して/高村光太郎の食」
小山弘明(高村光太郎連翹忌運営委員会代表)
「家族と囲む食の喜び ~駿河屋の娘のそののち」
松平盟子(歌人)
「苦しい中でも工夫して/高村光太郎の食」
小山弘明(高村光太郎連翹忌運営委員会代表)
「家族と囲む食の喜び ~駿河屋の娘のそののち」
松平盟子(歌人)
日本の四季は食卓に旬の素材と料理を提供し、茶や酒を用意しました。感性豊かな「明星」の歌人・詩人たちにとっても同じ。西洋への憧れを秘めたサラダ、パン、コーヒーやリキュール酒などに揺れる心を託し、日常の彩りとすることも……。与謝野家では子供たちとどんな食卓を囲んでいたのでしょうか? 祇園に出入りした吉井勇は? 伊豆伊東の海を眺めて育った木下杢太郎は? パリ体験が人生の刻印となった高村光太郎は?
今年は木下杢太郎の詩集『食後の唄』刊行から100年に当たります。これを記念して、詩歌や随筆などに描かれた食の現場・食をめぐる心情風景を追体験してみましょう。多くの皆さまのご来場を心よりお待ちしています。
申し込み 氏名・連絡先(電話)を添え、メールかFAXでお申し込み下さい。当日受付も可能です。
メールアドレス : apply@myojo-k.net FAX : 0463-84-5313(古谷方)
メールアドレス : apply@myojo-k.net FAX : 0463-84-5313(古谷方)
終了後、懇親会 会費4,000円 (当日受付でお申し込みください)
『朝日新聞』さんと『毎日新聞』さんに案内が載ったようです。
光太郎の部分を担当することになりました。ぜひお越し下さいませ。
【折々のことば・光太郎】
一つの型(かた)にまで上昇しない芸術には永遠性が無い。ただ別個的の状態を描き、現場の状況を記録し、瞬間の感動を叙述したに止まる芸術には差別美だけあつて普遍美が無い。
散文「某月某日」より 昭和14年(1939) 光太郎57歳
同じ文章で具体例は挙げられていませんが、他の文章を見ると、ピカソあたりを念頭に置いての発言のようです。「型」といっても、類型を繰り返すことではないとも書いています。