4件ほどご紹介します。
にほんごであそぼ
NHK Eテレ 2019年3月1日(金) 6時35分~6時45分 再放送 17:00~17:102歳から小学校低学年くらいの子どもと親にご覧いただきたい番組です。日本語の豊かな表現に慣れ親しみ、楽しく遊びながら“日本語感覚”を身につけることができます。今回は、花鹿亭/「テスト」瀧川鯉八、ヨシタケシンスケ/僕の前に道はない僕の後ろに道はできる「道程」高村光太郎、野村萬斎/ややこしや「まちがいの狂言」高橋康也、百人一首/恋すてふわが名はまだき立ちにけり…(壬生忠見)、名文/祗園精舎、歌/蜘蛛の糸
出演 美輪明宏 野村萬斎 野村裕基 おおたか静流 うなりやベベン 瀧川鯉八 ほか
2月15日(金)に初回放映のあったものの再放送です。過去の映像の使い回しで、ヨシタケシンスケさんのイラストにのせ、坂本龍一さん作曲の「道程」が流れます。
アーサー・ビナード 午後の三枚おろし
文化放送 2019年3月1日(金) 17:34~17:44詩人、アーサー・ビナードが、特定のテーマ(例:「チャップリン」や「歴代の総理大臣」など)を取り上げ、今につながる“考えるヒント”を提供する番組。朝は「武田鉄矢今朝の三枚おろし」、午後は「アーサー・ビナード午後の三枚おろし」でお楽しみください。
今週は「恋し合っているかい?」をテーマに、文豪と呼ばれた5人の作家たちが書いたラブレターを紹介します。 (月)芥川龍之介 (火)樋口一葉 (水)太宰治 (木)石川啄木 (金)高村光太郎
「斉藤一美のニュースワイド SAKIDORI !」という番組の中のコーナーだそうです。
おそらく、結婚前に光太郎から智恵子に宛てた、大正2年(1913)の1月28日の書簡が紹介されるのではないでしょうか。この書簡は、確認できている限りほぼ唯一、奇跡的に残っている光太郎から智恵子への「ラブレター」的なもので、昨年、宝島社さんから刊行された『文豪たちのラブレター』、平成25年(2013)にNHKさんで放映された「探検バクモン 男と女 愛の戦略」、故・渡辺淳一氏著『キッス キッス キッス』(平成14年=2002)などでも取り上げられました。
どーも、NHK
NHK総合 2019年3月3日(日) 11時20分~11時54分おすすめ番組を紹介する▽週刊どーもナビ:「Nスペ “黒い津波”知られざる実像」「落語ディーパー!」「めざせ!オリンピアン」「ドラマ“女川 いのちの坂道”」など、1週間の見たい番組、気になる番組が見つかるかも▽NHKの取り組みを紹介!
司会 今泉マヤ 中條誠子
3月9日(土)にNHK BSプレミアムさんで放映されるスペシャルドラマ「女川 いのちの坂道」の紹介があります。このドラマ自体についてはまた改めてご紹介します。
おはなしのくにクラシック 「短歌」
NHK Eテレ 2019年3月4日(月) 9時10分~9時20分近代以降、正岡子規によって確立された短歌は、石川啄木、斉藤茂吉、与謝野晶子らによって、時代ごとの心情を映してきた。俵万智にまでつながる短歌の歴史とその魅力を知る。
出演 白井晃 語り 小林ゆう
光太郎智恵子には触れられませんが、光太郎の師・与謝野晶子、さらに新詩社での兄弟弟子・石川啄木が取り上げられます。
それぞれぜひご視聴ください。
【折々のことば・光太郎】
私は鳥獣を飼ふのがいやで、殊に馴らすのがきらひだ。自然に馴れるのは文句は無いが、巣から雛をとつたり、空腹にして置いて餌で馴らしたりすののがいやだ。小鳥を馴らして自分の口からカステラ等を喰はしてゐる写真を見ると嘔吐を催すやうだ。
散文「某月某日」より 昭和11年(1936) 光太郎54歳
光太郎、画家の岡田三郎助からもらった黒猫を飼っていた時期もありましたが、猫かわいがりはせず、餌など猫が自分でネズミを捕って何とかしていたそうです。
他にも、同じ文章で語っていますが、木彫のモデルにするために鳥や魚を飼育することはあっても、用が済めば放してやっていたとのこと。
連作詩「猛獣篇」で、駝鳥やライオンなど、動物園に居る動物たちの悲哀に仮託して自らを語っていた光太郎ならではですね。