直接的には光太郎智恵子と関わりませんが……。
恋からはじまる物語~作家たちの恋愛事情~
期 日 : 2019年2月26日(火)~5月6日(月)時 間 : 10:00~17:00
料 金 : 無料
休 館 日 : 月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日と水曜日が休館)
祝日の翌日(祝日の翌日が土・日曜日の場合は、翌週火曜日が休館)
いつの時代も恋は人々の心を大きく揺さぶり、人生を左右する一大事です。幸、不幸を往来するのは恋の宿命ですが、それゆえに恋の数だけドラマも生まれます。 本展では芥川文・平塚らいてう・林芙美子・佐多稲子など、 田端ゆかりの女性たちに焦点を当て、それぞれの恋愛事情を様々な資料から紹介します。
佐多稲子×窪川鶴次郎 板谷まる×板谷波山 林きむ子×林柳波 池田蕉園×池田輝方
山田順子×竹久夢二・徳田秋声 林芙美子×手塚綠敏 芥川文×芥川龍之介 平塚らいてう×奥村博史
関連行事
講演会 「芥川龍之介さんとわたし」
講師 : 伊藤比呂美 3/16(土)14:00開演 定員 : 100名(応募多数の場合は抽選)
現代詩から古典やお経の現代語訳まで、常に新しい分野を開拓する詩人・伊藤比呂美が、初めて「芥川龍之介」について語ります。
3月ひととき散歩 「田端の女性たち~文学への情熱と苦悩~」
ご案内 : 当館研究員 3/17(日)13:00開演 当日先着80名(直接当館にお越し下さい)
文壇が男性主流の時代に、様々な逆境を越えて活躍した林芙美子、佐多稲子など田端ゆかりの女性作家の活動を中心にご紹介します。1時間ほど館内で講義をした後、1時間ほど旧居跡などを散歩します。天候により講義のみになることがあります。
日本女子大学校家政学部でで智恵子の一級上でテニス仲間、卒業後に『青鞜』の表紙を智恵子に依頼するなどした平塚らいてうがラインナップに入っています。らいてうも恋多き女でしたが、相方として取り上げられるのは、終生の伴侶となった「若いツバメ」こと画家の奥村博史です。
芸術界全体があまり広くなかったこの時代、他に取り上げられる人々のうちの何人かも、回り回って光太郎智恵子・光雲と関わりがあったりします。
ぜひ足をお運び下さい。
【折々のことば・光太郎】
概括してヒウザン会の傾向をのべると、フオウビズム、印象派、後期印象派の三つに分れ、われわれの崇拝の的はゴオガンとゴツホであつた。先輩の中で、われわれの兎も角承認したのは黒田清輝氏ただ一人である。
散文「ヒウザン会とパンの会」より 昭和11年(1936) 光太郎54歳
田端文士村に集った人々もそうですが、それより若干早く、日本橋周辺で気焔を上げていた光太郎ら「パンの会」のメンバー、そしてそこから生まれた「ヒユウザン会(のちフユウザン会)」の造形作家たち。日本の芸術界全体が若かった頃に花開いた動きでした。
第63回連翹忌(2019年4月2日(火))の参加者募集中です。詳細はこちら。