驚異の超絶技巧! 明治工芸から現代アートへ
期 日 : 2018年11月16日(金)~12月24日(月・振休)会 場 : 富山県水墨美術館 富山市五福777番地
時 間 : 午前9時30分から午後6時まで
料 金 : 前売り 一般のみ900円
当日 一般1200(900)円 大学生900(650)円
当日 一般1200(900)円 大学生900(650)円
※( )内は20名以上の団体 高校生以下無料
休 館 日 : 月曜日 ただし12月24日は開館
近年、明治工芸に対する注目度が飛躍的に高まってきました。七宝、金工、牙彫、木彫、漆工、刺繍絵画など、おもに輸出用としてつくられた工芸作品が海外から里帰りし、多くの人が瞠目するようになったのです。2014年から翌年にかけて、当館など全国6会場を巡回した「超絶技巧!明治工芸の粋」展は、そんな明治工芸再評価の機運を盛り上げるための画期的な展覧会でした。
大好評を博したその企画の第2弾として、明治工芸と現代アートの超絶技巧が対決する展覧会を開催します。明治工芸を産み出した工人たちのDNAを受け継ぎ、超絶技巧プラスαの機知に富んだ現代作家の作品も多数展示します。
大好評を博したその企画の第2弾として、明治工芸と現代アートの超絶技巧が対決する展覧会を開催します。明治工芸を産み出した工人たちのDNAを受け継ぎ、超絶技巧プラスαの機知に富んだ現代作家の作品も多数展示します。

おそらく、これまでの巡回会場同様、光太郎の父・光雲作の木彫「布袋像」が展示されるものと思われます。

その他、様々なジャンルの超絶技巧系。七宝、金工、牙彫、漆工、刺繍絵画などですが、明治期のそればかりでなく、現代作家による超絶技巧の復元や、さらに明治の技巧を凌ぐ作も。大竹亮峯氏の自在置物「鹿子海老」、髙橋賢悟うじによるアルミニウムを使った金工「flower funeral(花葬)」は、少し前にテレビ東京さん系の美術番組「美の巨人たち」で取り上げられました。
ぜひ足をお運びください。
【折々のことば・光太郎】
民族の大いに動くとき、人は必ず詩を渇望する。澎湃たる民族の動きそのものが已に詩を意味するのである。
散文「田村昌由編「日本青年詩集」序」より
昭和16年(1941) 光太郎59歳
昭和16年(1941) 光太郎59歳
太平洋戦争開戦直前ということもあり、若干(というかかなり)、きな臭い表現ではありますが……。