以前からこの件に関し、ちょこちょこ記述しておりましたが、いよいよ日にちが迫って参りました。 

高村智恵子没後80年記念事業 全国『智恵子抄』朗読大会

期   日  : 平成30年11月18日(日)
場   所  : 
二本松市コンサートホール 福島県二本松市亀谷1-5-1
時   間  : 午後1時から
観 覧 料 金   : 1,000円

発 表 時 間   : 『智恵子抄』、『智恵子抄その後』他、高村光太郎詩1作品の朗読と
         自分の想いを5分以内で
発  表  順  : 前半12名、後半12名を当日抽選で決定
          追記 昨日電話があり1人多い25名となったそうです。
朗読者参加費 : 2,000円(小中学生1,000円)
表   彰  : 大賞1名  優秀賞3名  特別賞 奨励賞若干名

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初の試みということで、参加者が集まるかどうか不安視されており、そこで、これまで各地で「智恵子抄」系などの朗読をなさった下さった方々をご紹介したところ、けっこう釣れました(笑)。

仙台ご在住で連翹忌でも朗読をしていただいた荒井真澄さん、いわき市に住まわれ、同市の草野心平記念文学館さんなどのイベントに出演されている緑川明日香さん、埼玉にお住まいで、都内で朗読イベント等を主催されている詩人の宮尾壽里子さん。それから、郡山で活動されている宗方和子さんにも案内を送っていただいたところ、宗方さんが講師を務められているカルチャースクールでの生徒さんが数名。

先月中頃の時点で既に23名の応募があり、あと1名、というお話でした。

審査委員長は、福島大学名誉教授・澤正宏氏。その他の審査員には、太平洋美術会の坂本富江さん、地元二本松にお住まいの詩人・木戸多美子さんなど。

当方は入っていません。山吹色の饅頭を貰って「お主もワルよのう」とやりたかったのですが(笑)。ただ、過日行われた「智恵子検定 チャレンジ! 智恵子についての50問」の表彰式を兼ねるそうで、表彰状授与をせよと命ぜられておりますので行って参ります。

その他、アトラクション的に地元の琴の団体さんの演奏なども予定されているそうです。

ぜひ足をお運びください。


【折々のことば・光太郎】

詩人は機微を見る。寸言片語の間に底辺の全生活をも把握する。

散文「海野秋芳詩集「北の村落」序」より 昭和16年(1941) 光太郎59歳

海野秋芳は、大正6年(1917)、山形県出身の詩人です。結核のため昭和18年(1943)、27歳で早世しています。

海野の故郷・山形県西村山郡朝日町の朝日町エコミュージアムルームさんに、この文章の光太郎自筆原稿が収蔵、一般公開されています。

「全国『智恵子抄』朗読大会」に出場される皆さんには、光太郎の見た「機微」をぜひ表現していただきたいものです。