当会の祖にして、光太郎の年下の友人筆頭・草野心平を偲ぶ催しです。 

没後31回忌「心平忌」・第25回「心平を語る会」

期    日  : 平成30年11月11日(土)
場    所  : いわき市草野心平生家 いわき市小川町上小川字植ノ内6-1

時    間  : 11時〜13時30分
料    金  : 500円

内 容
 11時〜 墓前祭 読経後、記念撮影。
     常慶寺の心平墓前にて香華、心平ゆかりの故人への焼香
 11時40分〜 心平粥、心平餅の会食
 12時〜 小川の歌合唱
 12時10分〜13時 NUUさんミニライブ

唄 NUU(ぬう)氏
詩を書き、曲を産み、唄う人。2007年〜2009年、いわきアリオス「おでかけアリオス」アーティストとして来市、市内各地でコンサートを行う。2008年5月、草野心平の詩に曲をつけうたったアルバム「つんつん つるんぶ つるんぶ つるん」をリリース、草野心平記念文学館で全曲初演。

演 奏 良原リエ氏
音楽家。アコーディオニスト、トイピアニスト、トイ楽器奏者として映画「ターシャテューダー 静かな水の物語」をはじめ、TV、アニメ、CM、ミュージカルなどの演奏、制作に関わる。著書に「たのしい手づくり子そだて」(アノニマ・スタジオ)「トイ楽器の本」(DU BOOKS)など。

13時〜 詩の朗読とライアー(ハープ)演奏 本間ゆかりさん、栗原康子さん
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山梨県立文学館さんで開催中の企画展「歿後30年 草野心平展 ケルルン クックの詩人、富士をうたう。」のオープニングセレモニーにもご出演なさった声優・ライアー奏者の本間ゆかりさんはじめ、アトラクション系が充実しているようです。

ぜひ参上したかったのですが、同じ日に埼玉東松山で開催中の「高田博厚展2018」関連行事の野見山暁治氏と堀江敏幸氏の対談を予約してしまいましたので、欠礼いたします。この季節はこうした文化的行事が目白押しで、なかなか日程の調整が付きません。

代わりに、と言っては何ですが、皆様、ぜひどうぞ。

ちなみに当方が卓話(講話)を仰せつかった一昨年の様子がこちら。ご参考までに。


【折々のことば・光太郎】001

詩人とは特権ではない。不可避である。

散文「草野心平詩集「第百階級」序」より
 昭和3年(1928) 光太郎47歳

『第百階級』は、きちんと出版されたものとしては心平の第一詩集。今年で刊行90周年ですね。

光太郎は心平の才能を愛し、最大級の賛辞を送りました。詩人たらざるを得ない者のみが不可避的に詩人として存在し、心平もその一人である、といったところでしょうか。

もちろん光太郎自身も、でしょうが。