福島大学うつくしまふくしま未来支援センターさんの主催で、光太郎詩「あどけない話」中の「ほんとの空」を冠した東日本大震災からの復興支援シンポジウムです。これまでに京都東京愛知いわき新潟南相馬、そして仙台でそれぞれ開催されてきました。 

ほんとの空が戻る日まで~被災地が進めるこれからの教育~

日  時  : 平成30年9月25日(火)13:00~16:00
場  所  : コラッセふくしま 4階多目的ホール(福島市三河南町1番20号)
参加対象  : 一般市民、教育関係者、行政職員、大学関係者、団体職員 他
参加定員  : 100名程度
参  加  費  : 無料
主  催  : 国立大学法人福島大学うつくしまふくしま未来支援センター
共  催  : 福島県教育委員会

うつくしまふくしま未来支援センターは、福島県教育委員会との共催により、9月25日に福島市にてシンポジウムを開催いたします。
本シンポジウムでは、東日本大震災で甚大な被害を受けた県内の被災地で行われている新しい教育についてご紹介し、今後の教育・人材育成について参加者と共に考え、復興に活かすことを目的としています。
詳細は下記および別紙チラシをご覧ください。皆様からのご参加をお待ちしております。

[基調講演]13:15〜14:00
ふくしまイノベーション・コースト構想を通じた人材育成について
「福島への思いを育む教育を目指して」 
(一財)福島イノベーション・コースト構想推進機構 コーポレート部門教育・人材育成部人材育成支援課長 飯田喜之 氏

[パネルディスカッション]14:15〜16:00
「被災地が進めるこれからの教育」
 ファシリテーター 三浦浩喜(福島大学理事・副学長)
 コメンテーター 飯田喜之(基調講演講師)
 パネリスト 岩崎秀一氏・丹野純一氏・天野和彦氏・谷信孝氏

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単発で終わらず、継続して取り組まれているのがすばらしいと思います。ぜひ足をお運びください。


【折々のことば・光太郎】

ホヰツトマンは「詩」が如何にして純粋に人間生活の処女地から全く新鮮に、全く独立に形成され得るかを示した詩人であつて、詩の因習と既成概念との奴隷であつた世人に理解されなかつたのも無理はない。彼は徹頭徹尾詩人である。詞句の錬金家としてのみの文化末期の詩人でなくて、詩人は予言者だといふ意味に於ける新興文化の先駆者としての詩人である。

散文「ウオルト ホヰツトマン」より 昭和4年(1929) 光太郎47歳

光太郎の考える、詩人としての一つの理想形が語られています。大正3年(1914)、美辞麗句ばかりの文語定型詩全盛の時代に、詩集『道程』で口語自由詩を確立させた光太郎も、当初は「詩の因習と既成概念との奴隷であつた世人に理解されなかつた」といえましょう。