毎年この時期に福島市で行われている少人数合唱のアンサンブルコンテストです。光太郎詩「あどけない話」の一節から採られ、福島では復興の合い言葉となっている「ほんとうの空」(光太郎詩では「ほんとの空」)の語が、サブタイトルに使われています。
全国の合唱レベルの向上を図るとともに、歌うことの楽しさを福島から全国に発信することを目的として、2008年(平成20年)から開催、今大会で第11回目を迎えました。
第11回声楽アンサンブルコンテスト全国大会2018 感動の歌声 響け、ほんとうの空に。
声楽アンサンブルコンテスト全国大会は、音楽を創りあげるもっとも基礎となる要素「アンサンブル」 に焦点をあてた、2名から16名の少人数編成の合唱団によるコンテストです。全国の合唱レベルの向上を図るとともに、歌うことの楽しさを福島から全国に発信することを目的として、2008年(平成20年)から開催、今大会で第11回目を迎えました。
平成30年3月22日(木)~25日(日) 福島市音楽堂大ホール 福島県福島市入江町1-1
主 催 福島県 福島県教育委員会 声楽アンサンブルコンテスト全国大会実行委員会
共 催 全日本合唱連盟 全日本合唱連盟東北支部 福島県合唱連盟 福島市 福島市教育委員会
スケジュール
3月22日(木) 中学校部門
3月23日(金) 高等学校部門
3月24日(土) 小学校・ジュニア部門、一般部門
3月25日(日) 本選
3月23日(金) 高等学校部門
3月24日(土) 小学校・ジュニア部門、一般部門
3月25日(日) 本選
当初は単なる合唱アンサンブルコンテストでしたが、平成23年(2011)のやはりこの時期に計画されていた第4回大会が東日本大震災によりやむなく中止となり、平成25年(2013)の第6回大会から、震災からの復興を祈念する意味もあって「ほんとうの空」の語がサブタイトルに盛り込まれるようになりました。
合唱王国として名高い地元福島の諸団体をはじめ、全国、そして海外からも出演団体が集まります。
ぜひ足をお運びください。
【折々のことば・光太郎】
箇人箇人の作家の展覧会を早く見て十分に夫々の作家の真面目を楽んで味ふ事のできる日の来るのを待つてゐる。公設展覧会はもう御免だ。
散文「一夕話(文部省展覧会の西洋画及彫刻に就て)」より
明治42年(1909) 光太郎27歳
明治末、欧米では当たり前だった作家の個展というものが、日本では未だに開催されていませんでした。そうした現状を憂いた光太郎は、翌年に神田淡路町に我が国初とも言われる画廊、琅玕洞をオープンさせます。