「ひとり芝居」だそうです。 

ひとり芝居プロジェクト新作公演 立本夏山 智恵子抄

期 日 : 2018年2月26日(月)28日(水)
時 間 : 26日(月) 19:00   27日(火)/28日(水)  14:00/19:00
会 場 : 3331 Arts ChiyodaB104スタジオ  東京都千代田区外神田6丁目11-14
料 金 : 前売り3,000円/当日3,500円
申 込 : mail@kazan-office.com  TEL: 080-4164-4150 (市川)
          FAX: 03-6453-9333 (Kazan office.)

智恵子抄は光太郎の愛の言葉だ
 
この詩篇を読めば読むほどそれは間違いないと思える。智恵子に出会ってから、恋人時代、結婚、闘病、死別、その後と約30年にわたって書かれたこの詩篇は一時のラブレターや恋物語にはない圧倒的な説得力で僕の心に迫ってくる。しかしそうなればなるほど「愛ってなんだ?」という疑問も自然とわきあがってくる。
 
今の時代は愛というものがとても捉えずらい。多種多様な価値観があり、愛の形も様々。愛なんてよく分からない、結婚なんてしなくていい。そんな言葉がよく聞こえてくる。
そんな時代だからこそ、光太郎の純粋に相手を見つめる視線、相手に対する限りない情熱は意味があると思う。皆さんも光太郎の言葉に焚きつけられてみては如何でしょうか?
 
今回は皆さんに大真面目に愛を贈りたい。

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出演 立本夏山 Kazan Tachimoto

1982年6月7日 静岡県生まれ。
18歳にて文学座演劇研究所に入所。流山児☆事務所、俳優座演劇研究所を経て重力/Note、新宿梁山泊、燐光群などの作品に出演。2014年Arts Chiyoda 3331 千代田芸術祭にて伊藤 千枝賞受賞。2016年7月アヴィニヨン演劇祭・ブラジルMIRADA演劇祭にてアンジェリカ•リデル新作に出演。小池博史ブリッジプロジェクトの「風の又三郎2016 ODYSSEY OF WIND」「世界会議」に出演。


なかなか、というか、かなり、いや、とてつもなくインパクトのあるチラシです。

「智恵子抄」の世界、朗読的なものも含め、お一人で演じられる場合には、女性が多いのですが、こちらは男性。たしかに光太郎は男性ですし、その視点で書かれた詩群ですから、男性が演じることももちろん有りでしょう。まさか、チラシのような出で立ちで演じられることはないと存じますが。

チラシによると、6月から7月にかけては高知での公演があるそうです。

お近くの方、ぜひどうぞ。


【折々のことば・光太郎】

私にとつて彫刻の道具はこの世で最も神聖なものであり、又最愛の伴侶である。他の一切のものから聖別された此のものは、どんなことがあつても身を以て護り通さねばならない。

散文「信親と鳴瀧」より 昭和25年(1950) 光太郎68歳

既に智恵子逝きて12年。しかし、智恵子存命中も同じ考えだったとしたら、それは危険ですね。

題名にある「信親」は鍛冶職人・栗原信親(のぶちか)、そしてその手になる彫刻刀類。「鳴瀧」は京都鳴瀧産の砥石です。下記リンクをご覧下さい。