一般参加型の朗読会の情報です。
料 金 : 1,300円 (1ドリンク別)
定 員 : 15名 (要予約)
主 催 : Pippo

詩がお好きなかた、「詩や詩人についての知識はそんなにないんだけど、でも興味はある!」という方、心から大歓迎。はじめての方も、どうぞお気軽にご参加下さいませ。
〈内容〉 Pippoによる詩人の生涯紹介。ご参加の方々によるくじ引き詩朗読。 茶話会。
※年譜・テキスト配布します。
高村光太郎にちなんだ、特製ポエトリーおやつあり♪
主催者のPippoさん、「近代詩伝道師、朗読家、著述家」だそうです。見落としていましたが、先週も新潮社さんのカルチャースクール的な「新潮講座」で光太郎を取り上げて下さっていました。ありがたい限りです。
以前にも書きましたが、光太郎の詩は平易な言葉遣いで、ある意味、小学生にも理解可能。それでいて通俗に堕せず、格調の高いものです。そして定型やわざとらしい各種の技巧に走らずとも、意外と朗読向きです。光太郎自身が「内在律」と呼ぶ、一種のリズム感が感じられます。
今秋には、智恵子の故郷・福島二本松で歿後80年を記念した全国「智恵子抄」朗読大会もあることですし、この分野、どんどん盛り上がって欲しいものです。
ちなみに4月2日の光太郎忌日・第62回連翹忌。毎年、さまざまなパフォーマーの方にアトラクションをお願いし、会に花を添えていただいておりますが、今年も朗読系で、昨年、千葉県柏市のアミュゼ柏で「智恵子から光太郎へ 光太郎から智恵子へ ~民話の世界・光太郎と智恵子の世界~」公演をなさった山田典子さん(プラス謎のゲスト1名)にお願いしてあります。乞うご期待。
【折々のことば・光太郎】
人類が最後に遺すものは結局美である。
散文「美術立国」より 昭和21年(1946) 光太郎64歳
太平洋戦争が終わり、岩手花巻郊外太田村の山小屋に入って書かれたもので、激動の戦争を経てたどり着いた境地がこれです。「自然と遺るもの」というよりは、「遺すべきもの」というニュアンスでしょうか。主に造形芸術についての言ですが、詩などの文筆作品についても当てはまるような気がします。