光太郎詩「あどけない話」の一節「ほんとの空」の語を冠したイベントです。福島大学うつくしまふくしま未来支援センターさんの主催で、光太郎詩「あどけない話」中の「ほんとの空」を冠したシンポジウムは、これまでに京都東京愛知いわき新潟そして南相馬でそれぞれ開催されています。

ほんとの空が戻る日まで--震災の記録と教訓を残し、未来に活かす

日 時 : 2018年2月24日(土) 13:00~17:30
会 場 : 
東北大学片平キャンパス 片平さくらホール 仙台市青葉区片平2-1-1
参加費 : 無料
共 催 : 国立大学法人東北大学
後 援 : 文部科学省、復興庁、福島県、宮城県教育委員会、仙台市、双葉地方町村会
         公益財団法人経済同友会他                     

事前申し込みはこちら →http://ws.formzu.net/fgen/S49345558/   当日受付も可 定員150名

 東日本大震災・原発事故から7年が経過しようとしている現在、大きく損なわれた地域固有の歴史・文化・自然とともに、震災によって発生したさまざまな物的・電磁的記録を保全し、未来に伝えていこうとする動きが次第に強まり、復興推進の大きな力になっています。本シンポジウムは、福島県の被災地において残存する資料や記録の保全と活用に取り組むさまざまな活動を紹介し、将来の大規模災害にいかに備え、活かしていくべきかについて議論します。

【シンポジウム構成】
 〈13:00~13:15〉 挨 拶
 〈13:20~14:20〉 基調講演 「災害記録を未来に活かす -古代ポンペイの調査を通じて-」
            青柳正規氏  東京大学名誉教授(前 文化庁長官)
 〈14:30~15:45〉 福島の現状報告
             「福島の現状と課題」     初澤 敏生氏  FUREセンター長
             「避難所運営シミュレーション教材による取組み」 
                    天野 和彦氏  FURE地域復興支援部門 特任教授
             「『社会力』の向上を目指した防災教育」
                      本多 環氏    FUREこども支援部門 特任教授
              「震災関連資料の収集と保存」 
                    柳沼 賢治氏  FURE地域復興支援部門 特任教授
 〈16:00~17:25〉 パネルディスカッション
   テーマ:「震災の記録と教訓を残し、未来に活かす」
    モデレータ:菊地 芳朗  FURE地域復興支援部門長
    パネリスト
    ○佐藤大介氏  東北大学災害科学国際研究所 准教授
    ○髙木亨氏    熊本学園大学社会福祉学部 准教授
    ○佐藤孝雄氏  岩手県山田町職員
    ○瀬戸真之氏   FURE地域復興支援部門 特任准教授
〈17:25~17:30〉  挨 拶

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あと一ヶ月で3.11。あの日から8年となります。あの記憶を風化させないためにも、注目されるべきイベントの一つですね。

お近くの方、ぜひどうぞ。

当方、今回は参加しようと思ったのですが、また今日から秋田県小坂町、青森県十和田市、岩手県花巻市と廻る一泊二日の日程で、そうそう毎週東北まで行けません。残念ですが。

【折々のことば・光太郎】

美の無限を了悟した者にとつてこの世は無二の法悦境である事だらう。美の力の絶大さは其の美を心に養ふ力の絶大さである。美の奥は知れない。前進が万事である。
散文「美を求める欲望」より 昭和16年(1941) 光太郎59歳

「前進が万事である」、被災地もそうですね。