演劇の公演情報です。
会   場 : 両国エアースタジオ 東京都墨田区両国2-18-7 ハイツ両国駅前 B1F
料   金 : 3,500円 (要予約)
時   間 :
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平成25年(2013)にも公演があり、当方、その際に拝見しました。調べてみましたところ、平成22年(2010)にも上演されており、けっこう歴史があるのだなと思いました。

前回公演と同じで脚本であれば、かなりオーソドックスな作りです。光太郎智恵子にあまり詳しくない方でもわかりやすい内容となっていました。各回キャストが7人。前回公演もそうでしたので、同じ脚本なのではないかと思われます。7人は、光太郎、智恵子、光太郎の弟・豊周、智恵子の姪・春子、智恵子の親友・田村俊子、光太郎を敬愛する後輩詩人・草野心平と中原綾子でした。当会の祖・草野心平は容貌魁偉(怪異?)の、ある意味とんでもないオヤジでしたが(笑)、役者さんはイケメンで、「美化度200%だろ」と心の中でツッコミを入れたのを記憶しております(笑)。

2週に分けての公演で、1週目と2週目で演出の方が異なっています。キャストもほぼ日替わりのようで、若い方々の育成的な部分もあるのかな、と思いました。1週目に出演される安達慶幸さんという役者さん、智恵子の故郷・二本松のご出身だという情報が入ってきており、智恵子のためにも頑張ってほしいものです。

当方、2週目に予約を入れました。皆様もぜひどうぞ。


【折々のことば・光太郎】

詩画一如などといふ古人の言葉は、その陳腐にきこえる響きの蔭に、存外よく芸術の根本のことがらを表はしてゐるものかも知れない。本来詩人でなければ画はかけない筈で、画の技術の背後には詩精神がなければならない。

談話筆記「画に於ける詩精神」より 昭和11年(1936) 光太郎54歳

「詩精神」。光太郎は「詩魂」とも表しますが、いわば物事の本質を十分に見極め、それを端的に表現しようとする心の持ちよう、とでも言えましょうか。