暮れに届きました。定期購読している『花巻まち散歩マガジン Machicoco(マチココ)』の第5号です。
毎回裏表紙に掲載されている連載の「光太郎レシピ」。
花巻郊外太田村在住時の日記を元に、光太郎が食したであろう料理を再現しています。今号は「牛鍋とサツマイモ焼きパン ウイスキー入りミルクティー」。なかなか豪勢です(笑)。
巻頭の特集は「窓」。主に花巻市街のレトロな建築に使われている窓を取り上げています。
「平成29年度花巻市共同企画展 ぐるっと花巻再発見! ~イーハトーブの先人たち~」の案内も載せて下さっています。
花巻市内の文化施設5館が、統一テーマにより同一時期に企画展を開催する試み。花巻高村光太郎記念館さんは「高村光太郎 書の世界」展。他館より期間が長く、来月26日(月)までです。
次号(2月発行)では、「賢治の足跡・光太郎の足跡」という特集を組んで下さるそうです。ありがたや。
オンラインで年間購読の手続きができます。隔月刊、年6回配本、送料込みで3,840円です。ぜひどうぞ。
【折々のことば・光太郎】
似せしめんと思ふ勿れ。構造乃至肉合を得ばおのづから肖像は成る。通俗的肖似をむしろ恥ぢよ。
散文「彫刻十個條」より 大正15年(1926) 光太郎44歳
立体写真的な銅像は、光太郎の最も嫌うところでした。光太郎が手がけた肖像彫刻は、どれもその人物の内面までも表す、その人以上にその人、というものでした。