このブログでたびたび取り上げております、野村朗氏作曲の「連作歌曲 智恵子抄」が演奏されるコンサートです。
新井俊稀 クラシカル・サロン・コンサート
期 日 : 2017年12月27日(土)会 場 : 西宮市甲東ホール 兵庫県西宮市甲東園3丁目2番29号(アプリ甲東 4階)
時 間 : 13時30分開場 14時00分開演
料 金 : 一般3,000円 学生1,000円
出 演 : 光太郎役 新井俊稀(Br) 智恵子役 宮永あやみ
ピアノ 下茂さやか/木下敦子
ピアノ 下茂さやか/木下敦子
曲 目 : 野村朗作曲 連作歌曲「智恵子抄」
フレデリック・ショパン作曲「幻想曲 ヘ短調 作品49」
フレデリック・ショパン作曲「幻想曲 ヘ短調 作品49」
美しい日本の童謡・唱歌・歌曲に寄せて 赤とんぼ・初恋・九十九里浜・落葉松
他
他
新井氏、今年3月にはドイツ・ハイデルブルグで、4月には東京文京区で、それぞれ野村氏作曲の「連作歌曲 智恵子抄」を演奏して下さいました。もともと神戸のご出身だそうで、今回は地元での公演ですね。
さらに、「連作歌曲 智恵子抄」を含む新井氏のCDも発売中です。
日本の抒情歌 赤い花 白い花
2017年12月1日 新井音楽事務所 シューベルティアーデ倶楽部 定価3,000円(税込み)<CD1>新井俊稀 日本の抒情歌
01.初恋(作詞:石川啄木/作曲:越谷達之助)
02.落葉松(作詞:野上彰/作曲:小林秀雄)
03.鐘が鳴ります(作詞:北原白秋/作曲:山田耕筰)
04.荒城の月(作詞:土井晩翠/作曲:瀧廉太郎)
05.平城山(作詞:北見志保子/作曲:平井康三郎)
06.赤とんぼ(作詞:三木露風/作曲:山田耕筰)
07.朧月夜(作詞:高野辰之/作曲:岡野貞一)
08.赤い花白い花(作詞/作曲:中林ミエ)
09.ねむの木の子守歌(作詞:美智子皇后陛下/作曲:山本正美)
10.さびしいカシの木(作詞:やなせたかし/作曲:木下牧子)
11.日々草(作詞:星野富弘/作曲:加羽沢美濃)
12.今日もひとつ(作詞:星野富弘/作曲:なかにしあかね)
13.おかあさん(作詞/作曲:玉城篤)
14.津軽のふるさと(作詞/作曲:米山正夫)
15.青葉城恋唄(作詞:星間船一/作曲:さとう宗幸)
16.芭蕉布(作詞:吉川安一/作曲:普久原恒勇)
17.水色のワルツ(作詞:藤浦洸/作曲:高木東六)
18.はるかな友に(作詞/作曲:磯部俶)
19.別れの歌(作詞:サトウハチロー/作曲:中田喜直)
20.めぐり逢い(作詞:荒木一郎/作曲:武満徹)
01.初恋(作詞:石川啄木/作曲:越谷達之助)
02.落葉松(作詞:野上彰/作曲:小林秀雄)
03.鐘が鳴ります(作詞:北原白秋/作曲:山田耕筰)
04.荒城の月(作詞:土井晩翠/作曲:瀧廉太郎)
05.平城山(作詞:北見志保子/作曲:平井康三郎)
06.赤とんぼ(作詞:三木露風/作曲:山田耕筰)
07.朧月夜(作詞:高野辰之/作曲:岡野貞一)
08.赤い花白い花(作詞/作曲:中林ミエ)
09.ねむの木の子守歌(作詞:美智子皇后陛下/作曲:山本正美)
10.さびしいカシの木(作詞:やなせたかし/作曲:木下牧子)
11.日々草(作詞:星野富弘/作曲:加羽沢美濃)
12.今日もひとつ(作詞:星野富弘/作曲:なかにしあかね)
13.おかあさん(作詞/作曲:玉城篤)
14.津軽のふるさと(作詞/作曲:米山正夫)
15.青葉城恋唄(作詞:星間船一/作曲:さとう宗幸)
16.芭蕉布(作詞:吉川安一/作曲:普久原恒勇)
17.水色のワルツ(作詞:藤浦洸/作曲:高木東六)
18.はるかな友に(作詞/作曲:磯部俶)
19.別れの歌(作詞:サトウハチロー/作曲:中田喜直)
20.めぐり逢い(作詞:荒木一郎/作曲:武満徹)
<CD2>連作歌曲 智恵子抄〜その愛と死と〜
詩:高村光太郎/作曲:野村朗
01.千鳥と遊ぶ智恵子
02.あどけない話
03.レモン哀歌
04.間奏曲
05.案内
2枚組で、2枚目がまるまる「連作歌曲 智恵子抄」です。
ぜひお買い求め下さい。
【折々のことば・光太郎】
花が美しいといふ。しかし人体の不思議な弾力ある圓さが花より美しくないか。天空が美であるといふ。しかし人体の色の微妙さが其に及ばないと思へるか。雲が綺麗だといふ。しかし人の髪の毛の房々が雲より魅力に乏しいと感じられるか。花を描き、天空を画き、雲を写す画家が、人間の裸体を画くに何の不思議もない。
散文「裸体画について」より 大正10年(1921) 光太郎39歳
文章の要旨は、いまだ世間一般に根強かった裸体画への抵抗を諭し、低俗な性的興味を戒めるものです。
本題には関わりませんが、散文であるにもかかわらず、詩のような文体に感じられます。というか、句点で行分けすれば、立派に自由詩として成立するように思われます。平易な口語で巧妙に対句を使いつつ、文末ではまったくの繰り返しを避けて変化を付けるあたり、これぞ美文と思います。