「智恵子抄」を扱って下さる公演を二つご紹介します。
まずは朗読系。
日本近代文学館リーディングライブ2017
期 日 : 2017年11月25日(土)会 場 : 日本近代文学館 東京都目黒区駒場4-3-55
時 間 : 12時50分~16時
料 金 : 無料
紅葉が美しい今日このごろ♪今年も『日本近代文学館リーディングライブ』の季節がやってまいりました。入場無料で出入りも自由、ご予約も不要です。(入退場の際はお静かにお願いします・朗読中は会場内は暗いですのでお気をつけて)開演は12時50分に変更となりました。(開場:12時20分)
駒場公園内ですので、お散歩したり、ブックカフェBUNDANで「文豪が愛した食べ物や飲み物」を味わったり、「日本近代文学館開館50周年記念展 漱石・芥川・太宰から現代作家までー近代文学、再発見!」の最終日をじっくり観覧したり、様々な楽しみ方があります。お隣の東大では駒場祭も開催中!でも、ちょっとだけ朗読会をのぞいて下さると嬉しいです。出演者の方々には「トーク&ロウドク」をお願いしております!「朗読を楽しむための朗読会」!!芸術の秋を満喫していただければ幸いです(*^-^*)
駒場公園内ですので、お散歩したり、ブックカフェBUNDANで「文豪が愛した食べ物や飲み物」を味わったり、「日本近代文学館開館50周年記念展 漱石・芥川・太宰から現代作家までー近代文学、再発見!」の最終日をじっくり観覧したり、様々な楽しみ方があります。お隣の東大では駒場祭も開催中!でも、ちょっとだけ朗読会をのぞいて下さると嬉しいです。出演者の方々には「トーク&ロウドク」をお願いしております!「朗読を楽しむための朗読会」!!芸術の秋を満喫していただければ幸いです(*^-^*)
30名の出演者さんのうち、高木恵子さんという方が「智恵子抄」から朗読をなさるそうです。
このイベント、3年前にも他の方が「智恵子抄」を取り上げて下さっています。
もう1件、音楽系で。
日本歌曲に求める無限の楽しみ 第27回 似たもの同志・名曲探訪18 愛
期 日 : 2017年12月6日(水)会 場 : 音楽の友ホール 東京都新宿区神楽坂6-30
時 間 : 19:00~21:00
料 金 : 4000円 (全席自由)
愛を題材とした日本の名歌曲を鑑賞する夕べ
日本歌曲の名作を集めて聴くシリーズコンサート。今回のテーマは愛。日本歌曲に造詣の深い塚田佳男の司会・解説でその魅力に迫る。
出 演 : 小林晴美・西由起子・山本佳代(ソプラノ) 廣澤敦子(メゾソプラノ)
土崎譲(テノール) 塚田佳男・小原孝(ピアノ)
土崎譲(テノール) 塚田佳男・小原孝(ピアノ)
曲 目 : 「愛を告げる雅歌」から(中田喜直) 愛の主題による三章(湯山昭)
「智恵子抄」から(清水脩) よろこびのうたを(大中恩)
しぐれに寄する抒情 他
「智恵子抄」から(清水脩) よろこびのうたを(大中恩)
しぐれに寄する抒情 他
作曲家の故・清水脩氏は、合唱曲、独唱歌曲、さらには箏曲でも「智恵子抄」の詩篇や短歌に曲を付けて下さいました。現在でもけっこう演奏されています。
今回は、歌曲「智恵子抄」から。全12曲中のどれが歌われるかまでは把握していませんが。
いつも書いていますが、さまざまな分野の表現者の皆さんに、どんどん光太郎作品へのオマージュをお願いしたいところです。
いつも書いていますが、さまざまな分野の表現者の皆さんに、どんどん光太郎作品へのオマージュをお願いしたいところです。
【折々のことば・光太郎】
バルトークの悲しみや怒りが 第三の天で鳴つている。
冬の夜風は現世を吹くが、 あの四重奏がもつと底から悲しくて痛くて。
詩「弦楽四重奏」より 昭和29年(1954) 光太郎72歳
この年2月3日、日比谷公会堂で聴いたたブダペスト弦楽四重奏団のコンサートにインスパイアされての詩です。
バルトークの弦楽四重奏曲第6番がプログラムに入っていました。光太郎より2歳年上のバルトークは、ハンガリー王国の出身。第一次、第二次双方の世界大戦に翻弄され、昭和15年(1940)にアメリカに移住、5年後に彼地で歿しています。その波乱に富んだ生涯に、自らのそれが重なり合うような気がしていたのではないかと思われます。「第三の天」は、キリスト教での神の座です。