市民名画劇場 智恵子抄
期 日 : 2017年10月12日(木)時 間 : 午前10時から、午後1時30分から(開場は30分前)
会 場 : 豊川市ジオスペース館 愛知県豊川市諏訪1丁目63番地
定 員 : 100名(先着順)
申 込 : 当日会場まで
料 金 : 無料
豊川市図書館さんの主催のようです。
同館では、定期的にこうした名画系の上映をなさっているとのこと。
地元の方にとっては、ありがたいでしょうね。こうした動きがもっと各自治体に広まってほしいものです。
【折々のことば・光太郎】
おれは草かげの湧き水で シヤベルやマンガを洗ひながら 「セルボーンの博物誌」をおもひ出す。 二百年も昔のイギリスの片田舎で 一人の牧師が書きとめた あのヨタカがそこにゐる。
詩「ヨタカ」より 昭和23年(1948) 光太郎66歳
ヨタカはその名の通り、夜行性の鳥。宮沢賢治も童話「よだかの星」で取り上げていますね。
『セルボーンの博物誌』は、18世紀後半、イギリスの片田舎セルボーンに住んでいた牧師、ギルバート・ホワイトの著書。その分野の古典として、今日でも読み継がれています。
「マンガ」は「馬鍬」ともいい、基本的には牛馬に引かせて田の代掻きなどを行う農機具ですが、人間用の「備中鍬」を「マンガ」と呼ぶ場合もあり、三畝の畑しかなかった光太郎が牛馬を使うはずもなく、おそらく後者でしょう。
左が「馬鍬」、右が「備中鍬」です。
左が「馬鍬」、右が「備中鍬」です。