竹橋の東京国立近代美術館さんで開催中のイベントです。

MOMATサマーフェス

期 日 : 2017年7月19日(水)~9月30日(土)
休場日 : 月曜日(祝なら翌平)
会 場 : 
東京国立近代美術館 千代田区北の丸公園3-1
時 間 : 10:00~17:00(金土~21:00) ※入館は閉館30分前まで

7月から9 月にかけて、大人も子どもも、昼も夜も楽しめる夏のイベント「MOMATサマーフェス」を開催します。
展覧会を中心にイベントやワークショップを開催するほか、金曜・土曜はナイトミュージアムで夜9時まで開館し、お得な夜の割引料金で観覧いただけます。さらに前庭にはガーデンビアバーが出現。ゆっくりと夏の夜をお楽しみいただけます。
所蔵作品展「MOMAT コレクション」では、参加型プログラムの対話による所蔵品ガイドを毎日実施。毎週金曜の「フライデー・ナイトトーク」や、夏休みにあわせた子ども向けプログラムも実施します。
週末の仕事帰りや夏休みにご家族で、また訪日外国人観光客の皆様にもおすすめです。
いつもと一味違う美術館をぜひご体感ください。




展示としては、企画展「日本の家 1945 年以降003の建築と暮らし」の他、「平成29年度第1回所蔵作品展 MOMATコレクション」が開催されていて、光太郎ブロンズの代表作「手」の、大正期の鋳造が並んでいます。出品リストはこちら。キュレータートーク等も充実しているようです。観覧料は一般500円、大学生200円。

さらに、「金曜・土曜のナイトミュージアム&夏限定ガーデンビアバー 」だそうで、毎週金曜・土曜は夜9時まで開館。お得な夜の割引料金で展覧会を観覧できるほか、キッチンカーが登場し、前庭がビアバーに変身、金曜・土曜は夜も営業。当初は8月27日までの予定だったとのことですが、好評につき、9月も営業するそうです。

ぜひ足をお運びください。


【折々のことば・光太郎】

風なきに雪蕭々と鳴つて梢を渡り 万境人をして詩を吐かしむ。 早池峯(はやちね)はすでに雲際に結晶すれども わが詩の稜角いまだ成らざるを奈何にせん。

詩「雪白く積めり」より 昭和20年(1945) 光太郎63歳

花巻郊外旧太田村の山小屋に入り、7年間の蟄居生活を始めた最初の冬、山小屋生活に関わる最初の詩です。40年を超える詩作を続けてきながら、戦時中、愚にもつかぬ大量の翼賛詩を書き殴り、多くの前途有為な若者たちを戦場に追いやった蛮行をして、「わが詩の稜角いまだ成らざる」としています。

ユマニスト光太郎再生のために、マイナス20℃の酷寒の地での生活は、必要不可欠でした。