先日、十和田市役所の方から、最新の十和田湖関連のパンフレット類を頂きました。
まずは十和田市としての観光ガイドパンフレット『とわだ旅』。「街なか編」「奥入瀬編」そして「十和田湖編」の三種類があり、それぞれA5判16ページ、オールカラーの冊子になっています。
このうち「十和田湖編」で、光太郎最後の大作「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」が紹介されています。
それから別冊の、A3判1枚両面印刷を4つ折りにした「とわだ旅~ゆったり癒しの感動体験~」にも。
また、平成26年(2014)にオープンした、「十和田湖観光交流センターぷらっと」の新しいパンフも併せて頂きました。こちらはA5判8ページの冊子です。
展示コーナーの内容が説明されています。
特産のヒメマス養殖に生涯を捧げた和井内貞行、十和田湖の魅力を初めて広く紹介した大町桂月。
そしてわれらが光太郎。
ありがたいですね。
この「ぷらっと」に、来春、青森在住の彫刻家にして、生前の光太郎を知る田村進氏による光太郎胸像のブロンズ彫刻が寄贈され、展示される予定です。
その寄贈を報じた地元紙2紙の画像も頂きました。
まず『デーリー東北』さん。
『デーリー東北』さんの記事は、ネット上でも読めましたが、やはり実際の紙面で見る方が、いい感じです。
続いて、『東奥日報』さん。
この光太郎胸像と共に、さらに、もう1点、「乙女の像」にまつわるなかなかすごいお宝が、やはり来春から「ぷらっと」で展示されることになりそうです。
そちらの方は、詳細が公表されましたらまたこのブログにてご紹介します。
【折々のことば・光太郎】
父なく母なく妻なく子なく、 木端(こつぱ)と粘土と紙屑とほこりとがある。 草の葉をむしつて鍋に入れ、 配給の米を余してくふ。
詩「独居自炊」より 昭和17年(1942) 光太郎60歳
前年12月8日に太平洋戦争が開戦。この前後はほとんど程度の低い翼賛詩のオンパレードです。そうした中で、ふと謳われた身辺雑事。かえってこういう詩に、光太郎の魂のありようが見て取れます。