岩手盛岡から企画展情報です。
巨匠が愛した美の世界 川端康成・東山魁夷コレクション展
期 日 : 2017年7月1日(土)~8月20日(日)会 場 : 岩手県立美術館 岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
時 間 : 9:30〜18:00(入館は17:30まで)
料 金 : [一般] 前売り1,000円(当日1,200円)、[高校生・学生]前売600円(当日700円)、
[小学生・中学生]前売400円(当日500円) 20名以上の団体は、前売料金と同額
休館日 : 月曜日(7月17日、8月14日は開館)、7月18日
日本初のノーベル文学賞受賞者、川端康成は、池大雅「十便図」、与謝蕪村「十宜図」(いずれも国宝)から若いころの草間彌生作品など、独自の審美眼で幅広い時代の美術品を収集しました。
本展では、その中でも特に深い交流があった日本画家東山魁夷の収集品と合わせ約200点を紹介。昨年末に発見された新資料も全国初公開します。
また、川端文学の最高傑作のひとつ「伊豆の踊子」についてコーナーを特設。作品が生み出されるきっかけとなった、本県ゆかりの初恋相手との交流も紹介し、創作の源泉に迫ります。
本展では、その中でも特に深い交流があった日本画家東山魁夷の収集品と合わせ約200点を紹介。昨年末に発見された新資料も全国初公開します。
また、川端文学の最高傑作のひとつ「伊豆の踊子」についてコーナーを特設。作品が生み出されるきっかけとなった、本県ゆかりの初恋相手との交流も紹介し、創作の源泉に迫ります。
関連行事
◾ 開催記念講演会「川端康成を語る」講師:川端香男里氏(公益財団法人川端康成記念会理事長)
日時:2017年7月1日(土) 14:00-15:30
場所:ホール
*参加ご希望の方は当日直接ホールへお越し下さい。観覧券又は半券の提示が必要です。
◾ スペシャル・ギャラリートーク
講師:水原園博氏(公益財団法人川端康成記念会東京事務所代表)
日時:2017年7月29日(土) 14:00-15:00
場所:企画展示室
*本展観覧券をお持ちの上、直接企画展示室へお越しください。
◾ アートシネマ・上映 『恋の花咲く 伊豆の踊子』 弁士伴奏付き無声映画上映
日時:2017年7月16日(日) 14:00-15:50(開場13:30)
弁士:澤登翠氏 ピアノ伴奏:柳下美恵氏
場所:ホール
*鑑賞ご希望の方は当日直接ホールへお越しください。
観覧券又は半券の提示が必要です。
日時:2017年7月16日(日) 14:00-15:50(開場13:30)
弁士:澤登翠氏 ピアノ伴奏:柳下美恵氏
場所:ホール
*鑑賞ご希望の方は当日直接ホールへお越しください。
観覧券又は半券の提示が必要です。
なお参加多数の場合は入場を制限させていただく場合がございます。
◾ 学芸員講座「川端康成と浦上玉堂」
講師:吉田尊子(当館学芸普及課長)
日時:2017年8月5日(土) 14:00-15:00
場所:ホール
*参加ご希望の方は当日直接ホールへお越し下さい。参加無料です。
講師:吉田尊子(当館学芸普及課長)
日時:2017年8月5日(土) 14:00-15:00
場所:ホール
*参加ご希望の方は当日直接ホールへお越し下さい。参加無料です。
◾ 川端と東山のコレクション鑑賞ツアー
日時:2017年8月14日(月) 11:00-12:00/15:00-16:00(各60分)
場所:企画展示室
定員:各回25名(先着順。各回30分前より受付開始)
*本展観覧券をお持ちの上、直接企画展示室へお越しください。
日時:2017年8月14日(月) 11:00-12:00/15:00-16:00(各60分)
場所:企画展示室
定員:各回25名(先着順。各回30分前より受付開始)
*本展観覧券をお持ちの上、直接企画展示室へお越しください。
◾ ギャラリートーク
日時: 7月7日(金)、8月4日(金)、8月18日(金)いずれも14:00-(30分程度)
場所:企画展示室
*本展観覧券をお持ちの上、直接企画展示室へお越しください。
日時: 7月7日(金)、8月4日(金)、8月18日(金)いずれも14:00-(30分程度)
場所:企画展示室
*本展観覧券をお持ちの上、直接企画展示室へお越しください。
今年初め、今年初め、『』さんで報じられ、、新発見の川端康成旧蔵の書画が展示されます。
光太郎の書も1点。『智恵子抄』所収の「樹下の二人」(大正12年=1923)中の有名なリフレイン「あれが阿多多羅山、あの光るのが阿武隈川」を扇面に揮毫したものが展示されます。

画像で見る限りでは、間違いないもののようです。
当方、月末に花巻に行く予定があり、その際に足を伸ばそうと思っております。皆様もぜひどうぞ。
また、川端邸で発見の書画類、「全国に先駆けて」公開とありますので、今後、各地での巡回がありそうです。情報が入りましたら、またご紹介いたします。
【折々のことば・光太郎】
もう人間であることをやめた智恵子に 恐ろしくきれいな朝の天空は絶好の遊歩場 智恵子飛ぶ
詩「風にのる智恵子」より 昭和10年(1935) 光太郎53歳
前年、千葉九十九里浜に移っていた智恵子の母と妹一家のもとに、半年ほど智恵子を預けていた際の思い出を元に書かれた詩の一節です。この頃は、光太郎、両国から2時間ちょっとかけて、毎週のように智恵子を見舞っていました。
実際に足を運べばわかりますが、九十九里浜は果てしなく続くかと思われるような長い砂浜です。尾長や千鳥と一体化した智恵子にとって、絶好の遊歩場だったのですね。
ちなみにNHKさんに、戦後の光太郎の朗読音声が残っており、「遊歩場」は「ゆうほば」と読んでいます。「ゆうほじょう」と読んでも間違いではないのでしょうが。

