福島の地方紙二紙から。
まずは昨日の『福島民友』さんの記事。
魅力発掘へ市街地調査 福島・二本松でJICA訓練生
国際協力機構(JICA)二本松青年海外協力隊訓練所に入所する訓練生188人は27日までに、福島県二本松市の中心市街地を歩いて調査活動を行い、地元の魅力を掘り起こした。 訓練生は24グループに分かれ、二本松の飲食店や菓子店の歴史や商品などについて調べた。
このうち同市出身の洋画家・紙絵作家、高村智恵子の誕生日に合わせた「生誕祭」が開かれた智恵子記念館、智恵子の生家では切り絵を体験したほか、市民らと和やかに歓談した。
訓練生は市民との交流を楽しみながら取材を重ねた。今後はマップを作るなど、市民への報告を予定している。
国際協力機構(JICA)二本松青年海外協力隊訓練所さんが安達太良山の中腹にあるため、これまでも智恵子がらみ、「ほんとの空」がらみで何度かご紹介させていただきました。
これからも「ほんとの空」の下、がんばっていただきたいものです。
「ほんとの空」といえば、『福島民報』さんにはこんな記事も。
名機 ほんとの空に舞う ブライトリングDC-3 復興支援で県内飛行 小塩江中(須賀川)生徒 体験搭乗
復興支援として福島空港に降り立った航空機の名機「ブライトリングDC-3」に26日、須賀川市の小塩江中の生徒18人が搭乗し、空からの古里の風景を楽しんだ。
スイスの時計メーカー・ブライトリングが企画する世界一周飛行の一環で、国内では熊本、神戸などを経て福島空港に22日到着した。
天候不良のため、1回目の大笹生小(福島市)の児童を乗せたフライトが中止になった。午後には天候が回復し、小塩江中のフライトはコースを変更して須賀川、郡山両市上空を周回飛行した。生徒は「空飛ぶ文化遺産」と称される名機のエンジン音や窓からの眺めを満喫した。着陸後は世界一周飛行に立ち会った記念に「搭乗証明書」が贈られた。
27日は招待客を乗せた会津方面へのフライトを3回実施する予定。
スイスの時計メーカー・ブライトリングが企画する世界一周飛行の一環で、国内では熊本、神戸などを経て福島空港に22日到着した。
天候不良のため、1回目の大笹生小(福島市)の児童を乗せたフライトが中止になった。午後には天候が回復し、小塩江中のフライトはコースを変更して須賀川、郡山両市上空を周回飛行した。生徒は「空飛ぶ文化遺産」と称される名機のエンジン音や窓からの眺めを満喫した。着陸後は世界一周飛行に立ち会った記念に「搭乗証明書」が贈られた。
27日は招待客を乗せた会津方面へのフライトを3回実施する予定。
記事にあるとおり、スイスの時計メーカーによるイベントで、「ブライトリング DC-3 ワールドツアー大空を見上げよう!2017 熊本~神戸~福島」の一環だそうです。熊本、神戸、福島と、それぞれ震災の被災地を回って下さり、それぞれの地で希望を与えて下さいました。
福島、飛行機、ほんとの空というと、一年前の「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ2016千葉」を思い出しました。最高時速370キロのプロペラ飛行機によるレースで、福島市在住の室屋義秀選手が初優勝しています。今年も同じ千葉幕張海浜公園で、次の土日(6/3・4)に開催され、室屋選手が参戦します。室屋選手、先月行われたツアー第2戦のサンディエゴ大会で優勝していますので、今回も大いに期待されます。昨年は「“ほんとの空”から追い求めた夢の結実」と報道されました。今年もそうなってほしいものです。
【折々のことば・光太郎】
その詩は生理的の機構を持つ。 その詩は滃然と空間を押し流れる。 その詩は転落し天上し壊滅し又蘇る。
詩「その詩」より 昭和3年(1928) 光太郎46歳
光太郎、「天上」という語を好んでわりと多用しています。詩作のあり方にしてもそうですが、己の生き方として高見を目指し続けるポリシーが、「天上」の語を使わせるのでしょう。
ある意味、見習いたいものです。