神奈川相模原から、コンサート情報です。開催は明後日ですが、気づくのが遅れてしまいました。すみません。 

森のコンサート マリンバの響き ~智恵子抄の世界~

日  時 : 2017年5月21日(日) 13:00~15:00001
会  場 : 津久井湖城山公園 森のステージ
         (雨天時研修棟)
        神奈川県相模原市緑区 根小屋162
料  金 : 無料
申し込み : 不要
出  演 : 松本律子(マリンバ)
       中村雅子(朗読)

中村雅子さん(朗読)とのコラボーレート作品『智恵子抄の世界』を上演致します。

詩人・彫刻家、高村光太郎の詩集『智恵子抄』は、妻の智恵子との結婚する以前(1911年)から彼女の死後(1941年)の30年間にわたって書かれ詩集。結婚生活、智恵子の狂気、そして永遠の別れ……妻、智恵子との間にかわされた深い愛の詩をマリンバの音楽にのせてお届けいたします。

問い合わせ
  津久井湖城山公園パークセンター 【電話】042・780・2420


マリンバ奏者の松本律子さん。「今年のテーマに智恵子抄を取り上げている」そうで、3月にも福島喜多方で、「チャリティーコンサート マリンバの響き ~智恵子抄の世界~」を開催して下さっていました。この時は終わってから気づいて、ご紹介できませんでした。

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その際、そして今回も、朗読家の中村雅子さんとのコラボ。

当方、平成26年(2014)に、中村さんもご出演された「東日本大震災復興支援チャリティ朗読会 届けよう笑顔!~東北に初夏の風~レジェンド・太宰治」を拝聴しました。その際のレポートがこちら


松本さん、さらに、来月は広島で、やはり「智恵子抄」がらみの「松本律子 × 高木リィラコラボレーション・ライブ "Live Now" 」をされるとのこと。こちらはまた後ほどご紹介します。


【折々のことば・光太郎】

一人づつが眼をあかないで、 何の全体。 おれは下からゆく。

詩「夏書十題 一人づつが」全文 昭和3年(1928) 光太郎46歳

こう言っていた光太郎でさえ、智恵子歿後はその精神の空白を埋めるように、そして、世の中と交わらない孤高の生活を送っていたことが智恵子の心の病を引き起こした、という反省から(そんな生活を続けていたら自分も心を病むと思ったのでしょうか)、積極的に大政翼賛に転じます。

「共謀罪」の趣旨を盛りこんだ組織的犯罪処罰法改正案が、今日、強行採決される見通しだそうです。「歴史は繰り返す」なのでしょうか……。