東京阿佐ヶ谷から、映画の上映情報です。

芳醇:東宝文芸映画へのいざない 智恵子抄

日 程 : 2017年5月10日(水) 〜16日(火)
場 所 : ラピュタ阿佐ケ谷 東京都杉並区阿佐ヶ谷北2-12-21
時 間 : 5/10(水)~13(土) 17:00~  5/14(日)~16(火) 12:50~
料 金 : 一般1,200円 シニア・学生1,000円 会員:800円 3回券:2,700円
       水曜サービスデー
1,000円
       午前10時15分より当日の全回分の整理番号付き入場券を発売します。
       定員48名になり次第、
切らせていただきます。

智惠子抄 1957年(S32)/東宝/白黒/98分006

監督:熊谷久虎/原作:高村光太郎/脚本:八住利雄
撮影:小原譲治/美術:清水喜代志/音楽:團伊玖磨

出演:原節子、山村聰、青山京子、太刀川洋一、三津田健、
    柳永二郎、三好栄子、津山路子、賀原夏子 他

詩人・高村光太郎は智惠子との出会いで、生きる喜びを見出していく。しかし、ふたりの美しい愛の生活は長くは続かず、智惠子は精神に変調をきたしていく──。「愛のバイブル」と讃えられた名詩集を原節子主演で映画化。


芳醇:東宝文芸映画へのいざない」として、「智恵子抄」以外に、「夫婦善哉」、「潮騒」、「めし」、「多甚古村」、「赤頭巾ちゃん気をつけて」、「江分利満氏の優雅な生活」などがラインナップに入っています。

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原節子さんの「智恵子抄」は、今月14日に調布でも上映があります。こうした動きがさらに広まっていってほしいものですね。


【折々のことば・光太郎】007 (2)

人間よ、 もう止せ、こんな事は。

詩「ぼろぼろな駝鳥」より 
昭和3年(1928) 光太郎46歳

「ぼろぼろな駝鳥」。光太郎詩代表作の一つですね。右は戦前と思われる絵はがき。上野動物園の駝鳥です。以前にもご紹介しましたが。この詩のモデルかも知れませんし、そうでないかも知れません。

「こんな事」は、野生動物を閉じこめて飼うような、権利の侵害、自由の剥奪、言論の統制、あるべきものをあるべき場所に置かないこと、さまざまな管理、不当な処罰、監視、抑圧、弾圧、強制、強要、迫害、排除、差別、ヘイト……いろいろと考えられますね。

「もう止せ」と言いたくなることがまかり通り、さらに後から後から追加されていく世の中です。何とかならないものですかね……。

「ぼろぼろな駝鳥」、以前は小学校の教科書にも載っていましたが、最近は削除されているようです。こういう動きも或る意味不気味ですね。