秋田から、生涯学習系の講座情報です。
【あきたスマートカレッジ】文学リレー講座~戦中・戦後の文学~高村光太郎
期 日 : 2017年4月22日(土)・5月27日(土)・6月24日(土)会 場 : 秋田県生涯学習センター 秋田市山王中島町1-1
時 間 : 午前10時から午前11時30分まで
時 間 : 午前10時から午前11時30分まで
講 師 : 秋田県生涯学習センター シニアコーディネーター 北条常久氏
受講料 : 1回420円
受講料 : 1回420円
内 容 :
4 /22(土) 高村光太郎① 青年光太郎『道程』~彫刻家父光雲と詩人光太郎~
5 /27(土) 高村光太郎② 光太郎と智恵子『智恵子抄』~智恵子の愛に清められ~
6 /24(土) 高村光太郎③ 戦中・戦後の光太郎『暗愚小伝』~花巻高村山荘での生活~
5 /27(土) 高村光太郎② 光太郎と智恵子『智恵子抄』~智恵子の愛に清められ~
6 /24(土) 高村光太郎③ 戦中・戦後の光太郎『暗愚小伝』~花巻高村山荘での生活~
講師の北条常久氏には、『詩友 国境を越えて―草野心平と光太郎・賢治・黄瀛』というご著書があり、一昨年には、光太郎・宮沢賢治、黄瀛、そして草野心平をとりあげる講座を「支え合う文学者たち 『歴程』高村光太郎・宮沢賢治・草野心平・黄瀛」という講座を、同じ秋田生涯学習センターさんでなさいました。
今回は光太郎中心で、全3回。ありがたい限りです。リレー講座とあるのは、その後、他の講師の方々が3回ずつ、太宰治、三島由紀夫、大江健三郎に関しての講座を持たれるためです。
こうした市民講座的なものでも、光太郎智恵子、光雲などについて、もっともっと取り上げていただきたいものです。関係者の皆さん、ご検討を。
【折々のことば・光太郎】
母を思ひ出すと俺は愚にかへり、 人生の底がぬけて 怖いもの がなくなる。 どんなことがあらうともみんな 死んだ母が知つているやうな気がする。
詩「母をおもふ」より 昭和2年(1927)
光太郎45歳
右が光太郎の母・わか。この詩の書かれた2年前に大腸カタルで没しました。当会顧問北川太一先生の筆になる『高村光太郎全集』別巻の光太郎年譜のその項には、
純情で、江戸の昔のやり方を通し、自分を無にしていつも澄んでいた母の姿は、愛情深い典型的な女性として、光太郎の心の中に祀られる。
と記されています。