テレビ放映情報です。

ぜんぶ、温泉。 岩手・花巻を浴びる

NHKBSプレミアム 2017年3月4日(土) 20時30分~21時00分

温泉を目で、耳で、心で楽しむ!ヘッドホンをつければ臨場感倍増!? 岩手県、湯治の一軒宿が点在する温泉郷・花巻。温泉マニア(伊武雅刀)目線のカメラが見たものは…

露天の雪景色やお湯しぶき、湯船の底から上がってくる足元湧出のあぶく。昭和の香りいっぱいのレトロな湯治棟。南部藩の殿様ゆかりのわらぶき屋根。地元のみなさんから問わず語りに飛び出すふだん着のお国言葉。刺さるような寒さや初めて作る自炊せんべい汁、高い吹き抜け天井のもと、立ったまま入る深~い風呂。温泉分析書を熟読し、裸になって大地の恵みをただただ、堪能。みんなまとめてホット・スプリング・ハズ・カム!

温泉旅行の真の楽しみは「温泉そのもの」を味わいつくすことにある!慌ただしく周辺を観光、夕方投宿、温泉には1回か2回浸かって翌日慌ただしく帰る…という温泉旅行の定番ではつまらない…とお考えのあなたに捧げる、2度目に行く人でも絶対に楽しい『温泉郷まるかじり疑似体験ツアー』。温泉をこよなく愛する旅人目線の一人称カメラが、その土地ならではの温泉文化、温泉の愛し方などを次々と体験。駘蕩(たいとう)とした「気持ちよさ」を徹底的に味わい尽し、ひたすら温泉快楽の根源に迫る。今回の舞台は岩手県の花巻温泉郷。最近流行の「プチ湯治」の聖地として、アラフォー女子の人気を集める温泉街。ここで温泉三昧の漂泊が始まる…

【語り】伊武雅刀

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「ぜんぶ、温泉。」は、NHK BSプレミアムさんで、不定期に放映されている番組です。

今回は、ともに光太郎や宮沢賢治が愛した花巻南温泉峡の大沢温泉さんと、鉛温泉さんが紹介されるようです。番組サイトに賢治の名はありますが、光太郎も愛した温泉だと、紹介していただきたいものです。

事前に情報を得られず、ご紹介できませんでしたが、昨日、テレビ東京さんで放映された「土曜スペシャル どうしても入りたい!にっぽん“雪見の名湯”BEST10」でも大沢温泉さんが第6位にランクインし、紹介されていました。たまたま観ていたら大沢温泉さんが出て来て驚きました。考えてみれば、ランクインするにふさわしい名湯です。

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詳細が決まりましたらまたご紹介しますが、花巻市の高村光太郎記念館さんで、予定では4月から6月にかけ、光太郎と花巻の温泉を巡る企画展示が為されます。

今年も何度か花巻には足を運ぶことになりそうで、楽しみです。


【折々のことば・光太郎】

それでは足をのびのびと投げ出して、 このがらんと晴れ渡つた北国(きたぐに)の木の香に満ちた空気を吸はう。 あなたそのもののやうなこのひいやりと快い、 すんなりと弾力ある雰囲気に肌を洗はう。

詩「樹下の二人」より 大正12年(1923) 光太郎41歳

「あれが阿多多羅山、 あの光るのが阿武隈川。」のリフレインで有名な詩です。大正3年(1914)の結婚披露後、初めて智恵子が詩の中に現れました。謳われているのは、同9年(1920)、智恵子の父・今朝吉の三回忌法要で訪れた智恵子の故郷・油井村(現・二本松市)のパノラマです。

このフレーズでは、澄んだ冬の空気を視覚、嗅覚、そして触覚でとらえ、見事に表現しています。