新潟からイベント情報です。

福島大学・うつくしまふくしま未来支援センター主催 新潟シンポジウム ほんとの空が戻る日まで -復興を進める福島の経験を共有し将来につなげる-

日  時 : 2017年3月5日(日) 13:00~17:00
会  場 : 
新潟市東区プラザ ホール 新潟市東区下木戸1丁目4番1号(東区役所2階)
参  加  費 : 無料
参加対象 : 一般市民、大学関係者、学生、行政職員、福島県から避難している方 他
主  催 : 国立大学法人福島大学、福島大学うつくしまふくしま未来支援センター
共  催 : 国立大学法人新潟大学
後  援 : 文部科学省、復興庁、福島県、新潟県、新潟市、双葉地方町村会、
          日本赤十字社、公益社団法人経済同友会 他

  事前申し込みが必要です。   申込みはこちら →https://ws.formzu.net/fgen/S32789057/

東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故から6年が経過しようとしています。原発周辺地域においては、避難指示が順次解除されることにより、住宅・医療・買物環境など生活に必要な機能も整備され、住民の帰還も着実に進んでおります。一方で、震災以前から地域が内包していた第一次産業の衰退や少子高齢化が急速に加速し、復興が進む中での新たな課題として表面化しています。今回のシンポジウムにおいては、福島県の現状を皆様にお伝えするとともに、復興を通して得られた福島の経験や知見を「経験知・支援知」として生かすことにより、少子高齢化社会に直面するこれからの地域のあり方について共に考えたいと思います。

【プログラム】
Ⅰ 部 基調講演 「震災経験が導くこれからの日本」
   講演者 飯尾 潤 氏 政策研究大学院大学 教授
Ⅱ 部 福島の現状報告
   福島の現状と課題          初澤敏生 FUREセンター長
   原発被災地の復興と市民の力     天野和彦 FURE地域復興支援部門特任准教授
   原子力災害からの福島県農業の再生
  石井秀樹 FURE農・環境復興支援部門特任准教授
   -食と農の安全と安心-福島県における成長産業分野への取組
 安達和久氏 福島県商工労働部再生可能エネルギー産業推進監兼次長
Ⅲ 部 パネルディスカッション「震災・原発事故の経験を活かし将来を思考する」
   モデレーター  丹波史紀  福島大学行政政策学類准教授
   コメンテーター 飯尾潤 氏  政策研究大学院大学教授 
           初澤敏生  FUREセンター長
   パネリスト   遠藤雄幸 氏 福島県双葉郡川内村長
           稲垣文彦 氏 
            公益社団法人中越防災安全推進機構震災アーカイブス・メモリアルセンター長
           松井克浩 氏 新潟大学副学長
           高橋宏一郎 氏 共同通信社編集局科学部長兼原子力報道室長



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同じく福島大学うつくしまふくしま未来支援センターさんの主催で、光太郎詩「あどけない話」中の「ほんとの空」を冠したシンポジウムは、これまでに京都東京愛知いわきでそれぞれ開催されています。

東日本大震災から間もなく6年。しかし、ここにきてようやく福島第一原発のメルトダウン、メルトスルーの状況が明らかになってきたという状態で、本当の意味の復興にはまだまだというところです。ところが、この分野、人々の関心の風化との闘いという状態でもあります。

お近くの方、ぜひどうぞ。


【折々のことば・光太郎】

此世で一番大切なものを一番むきに求めた人 人間の弱さを知りぬいてゐた人 人間の強くなり得る道を知つてゐた人 彼は自分のからだでその道を示した 天の火、彼

詩「クリスマスの夜」より 大正10年(1921) 光太郎39歳

「彼」はイエス・キリストです。光太郎はきちんと洗礼を受けたクリスチャンではありませんでしたが、聖書などは一通り読み、その教義を人生の指針の一つとしていました。この一節も、自分自身の求める道を表出したと読めると思います。