光太郎最後の大作「十和田湖畔の裸婦群像(通称・乙女の像)」の建つ青森県十和田湖の冬を彩る「十和田湖冬物語2017」が開幕しました。
地方紙『デーリー東北』さんの記事。
十和田湖冬物語が開幕
雪と光が幻想的な世界を演出する「十和田湖冬物語2017」が3日、十和田市の湖畔休屋特設会場で開幕した。イルミネーションに彩られた銀世界で、大輪の花火が夜空を染め上げ、来場者は寒さを忘れ見入っていた。26日まで。 会場では、陸上自衛隊八戸駐屯地が制作した高さ8メートル、幅23・4メートルの巨大雪像「十和田湖伝説」が来場者をお出迎え。オープニングセレモニーでは、関係者が雪像に点灯して開幕を祝福した。
来場者は「ゆきあかり横丁」で青森、秋田両県の郷土料理を味わったり、かまくらバーで地酒やカクテルを楽しんだりと、思い思いに祭り気分に浸っていた。
期間中は毎日午後8時から花火が打ち上げられる。湖畔を象徴する乙女の像もライトアップされる。
ざっと検索した範囲では、乙女の像について触れて下さっていたのはこれだけでしたが、とりあえず他の報道もご紹介しておきます。
『東奥日報』さん。
「十和田湖冬物語」が開幕
真冬の十和田湖を幻想的な光で包む「十和田湖冬物語」が3日、十和田湖畔休屋地区の特設会場で開幕した。雪と光で彩られた会場を冬花火220発が鮮やかに染めた。イベントステージの背景となる大型雪像の今年のテーマは「十和田湖伝説」。南祖坊と竜の八之太郎が向かい合う構図となっている。約16万個の発光ダイオード(LED)電球を使ったイルミネーションが会場を彩る。
オープニングセレモニーでは、実行委員会の中村秀行委員長が「喜びや楽しみを提供するので、喜んで帰ってもらいたい」とあいさつ。小山田久市長らと雪像に点灯した。午後8時、色とりどりの花火が次々に打ち上げられると、冷えた冬の夜空に光の輪が次々と現れ、会場を照らした。
冬物語は26日まで。期間中は、毎日午後8時から花火を打ち上げる。
青森県と秋田県の郷土料理を味わえるゆきあかり横丁や、かまくらBarなども設置されている。
『読売新聞』さん青森版。
雪と光の十和田湖 冬物語始まる
雪に包まれた十和田湖を光で彩る「十和田湖冬物語」が3日夜、湖畔の十和田市休屋地区で始まった。青やピンクなど約16万個のLED(発光ダイオード)電球の光が幻想的な雰囲気を醸し出している。 メイン雪像(高さ8メートル、幅18メートル、奥行き7メートル)は、八郎太郎と南祖坊の戦いを描いた「十和田湖伝説」がテーマで、陸上自衛隊八戸駐屯地の隊員らが制作した。
期間中は毎日、津軽三味線のライブや花火約200発の打ち上げが行われる。雪の滑り台や、十和田バラ焼きなどの料理が味わえる露店街「ゆきあかり横丁」もある。会場周辺に宿泊する客向けに東北新幹線の七戸十和田駅と結ぶシャトルバス(有料)も運行される。
26日までで、問い合わせは十和田湖国立公園協会(0176・75・2425)へ。
NHK青森放送局さん。
「十和田湖冬物語」開幕
十和田湖の冬の催し「十和田湖冬物語」が3日夜、開幕し、多くの観光客が打ち上げ花火やイルミネーションで彩られた幻想的な雪景色を楽しみました。この催しは、観光客が少なくなる冬のシーズンに十和田湖を訪れてもらおうと、十和田湖畔の休屋地区で毎年、開かれています。
3日夜は開会式が開かれ、自衛隊が製作した十和田湖周辺に伝わる竜と僧侶が戦った伝説がモチーフの、高さおよそ8メートル、幅23メートルほどの巨大な雪像をライトアップして開幕を祝いました。
会場には、巨大なかまくらの中でお酒を楽しむバーもあり、寒さを我慢しながら氷で作ったグラスでカクテルを楽しむ人の姿が見られました。
催しの期間は花火が打ち上げられ、観光客たちは打ち上げ花火とイルミネーションで彩られた幻想的な雪景色を楽しんでいました。
八戸市から来たという30代の女性は「花火は夏とちがった感じでとてもきれいでした。また来たいです」と話していました。
十和田湖の冬の催し「十和田湖冬物語」は2月26日まで開かれています。
ぜひ足をお運びください。
【折々のことば・光太郎】
汝等は愛に燃え、情慾に燃え 絶大の自然と共に猛進せよ 滅却は罪悪なり、恥辱なり ただ増大せよ、真に瞬刻のいのちを惜しめよ
詩「婚姻の栄誦」より 大正3年(1914) 光太郎32歳
上記の十和田湖冬物語開幕を報じるNHKさんのニュース動画、カップルの姿が目立ちました。
光太郎のこの言葉を贈りたいと思います。