現在発売中の『週刊朝日』さんの2月3日号。
「平成夫婦善哉」という連載があり、今週号は当会会友(「怪優」ではありません)の渡辺えりさんと土屋良太さんご夫婦がご登場。
渡辺さんは、お父様の渡辺正治氏が、戦時中から戦後にかけ、光太郎と交流がありました。そのため、あちこちで光太郎とお父様のエピソードをご披露、光太郎プロデュースに一役買って下さっています。
昨年には、お父様が光太郎から贈られた署名入りの『詩集道程再訂版』(昭和20年=1945)や書簡を、花巻高村光太郎記念館さんに寄贈されたりもしています。
土屋さんは渡辺さん脚本、宮沢賢治を主人公とした舞台「天使猫」で賢治役を演じられました。昨年話題になった映画「シン・ゴジラ」にもご出演されていました。
お二人ともども連翹忌にご参加いただいたり、一昨年には光太郎詩「四人の学生」のモデルになった深沢竜一氏のお宅に同道させていただいたりしました。
今回の記事でも、光太郎の名を出して下さっています。
ありがたや。
その他、ご夫婦の知られざるエピソードが満載で、面白く読ませていただきました。
ぜひお買い求めを。
【折々のことば・光太郎】
作れ、作れ、力を出して作りぬけ 作りながら喜べ、かなしめ 作りながら怒れ、淋しがれ 作る事は歩む事だ 作る事は生きる事だ
詩「粘土」より 大正二年(1913) 光太郎31歳
彫刻制作をモチーフにした詩「粘土」から。造形芸術にしても、文筆にしても、「作る」というクリエイティブな活動は大切なことですね。この世に生を受けた以上、なにがしかをクリエイトしていきたいものです。