今朝は、地震で目が覚めました。当方自宅兼事務所のある千葉県北東部では震度4でしたが、揺れの時間がやけに長く感じました。
マグニチュードは7.4。まず福島県に津波警報が発令され、その後、宮城県にも。8時過ぎの時点で、仙台港には1㍍40㌢の津波が到達、と報じられています。
福島、女川、茨城東海の各原発、特に大きな被害はないようですが、一時、「福島第三原発で、燃料棒貯蔵プールで冷却用の電源が停止」というニュースもありました。第三原発というのは存在しないので、変だな、と思っていましたが、のちに「第二原発3号機」と訂正されました。報道もかなり混乱していたようです。6時台の段階では、テレビ局によって各地の津波到達予想時刻がかなり異なってもいました。
3.11の悪夢が頭をよぎりましたが、第二原発は8時前に復旧したそうです。しかし、地元の皆さんの恐怖はいかばかりであったろうと、胸が痛みます。そろそろ9時。まだ完全に安心、というわけではありませんが。
さて、昨日の『朝日新聞』さんの記事。
復興へ 葉加瀬太郎さん「ひまわり」の歌詞アイデア募集
東日本大震災からの復興を後押しする「復興支援音楽祭 歌の絆プロジェクト」(主催・三菱商事、福島放送、朝日新聞社)が来年3月、福島県郡山市で開かれる。出演するバイオリニスト葉加瀬太郎さんは、音楽祭で披露する自曲「ひまわり」につける歌詞のアイデアを被災地の子どもたちから募ることを決め、20日から呼びかけを始めた。 「ひまわり」は震災時のNHK連続テレビ小説「てっぱん」のテーマ曲。「東北のため、日本のための応援歌」と位置づけ、コンサートでも必ず弾いてきた。
応募できるのは岩手、宮城、福島の3県出身か在住の小中高校生。「ふるさと」をテーマに、歌詞、作文、詩など形式自由。寄せられたアイデアをもとに、作詞家の松井五郎さんが作詞する。葉加瀬さんは「未来への希望を持てるような曲にしたい」と話す。
住所、氏名、フリガナ、連絡先、年齢、学校名、学年を明記の上、〒963・8535 郡山市桑野4の3の6 福島放送「復興支援音楽祭歌詞アイデア募集係」へ。ホームページ(http://www.kfb.co.jp/fukko/別ウインドウで開きます)からも可(21日10時以降)。締め切りは12月31日。問い合わせは電話(024・933・5856、平日9時半~17時半)かメール(himawari-kashi@kfb.co.jp)。抽選で10組20人に音楽祭の招待券を、10人に葉加瀬さんのサイン入りCDを贈呈する。
昨日もご紹介しましたが、「原発いじめ」といった問題も、ここに来てクローズアップされている状況です。ぜひとも、福島で復興の合い言葉として広く使われている、光太郎詩「あどけない話」に出て来る「ほんとの空」の語を入れていただきたいものです。
そして、もういい加減、こうした恐怖を与えるシステムへの依存、やめにしませんか? と問いたいところです。
追記 今日の地震に関し、東日本大震災の時の画像を使ってデマを流している馬鹿者がいるそうです。情けないやら、憤りを感じるやら……。この手の悪質なデマに踊らされないように注意して下さい。
【折々の歌と句・光太郎】
山の石落ちて時あり座をうつす自然のちから我にせまりぬ
明治39年(1906) 光太郎24歳
大いなる自然の力にはあらがえません。大きな地震のたびにそう思わざるを得ません。いかにその自然と共存していくかを真剣に考えなければいけないと思います。